草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年5月20日
下北沢のカルチャーとストリートが交差するエリアに、異彩を放つアメリカンカフェ「STABLER Shimokitazawa Meatsand 2nd」がある。アパレルブランド「STABLER」がプロデュースするこの店で、「下北沢ミートサンドダブル」の撮影を行った。
主役は、なんと300gものサガリ肉ステーキを大胆に挟んだサンド。ミディアムレアに火入れされたその肉は、断面からして圧倒的な存在感。厚みがありながらも、ナイフを入れるとすっと切れる柔らかさと、咀嚼のたびにあふれる肉汁が印象的だった。撮影時にはそのボリューム感を前面に押し出す構図にこだわり、両サイドのパンがギリギリで支えるようなバランスを意識した。
高級ステーキハウスのような仕上がりでありながら、価格も提供スタイルも大衆に寄り添っているのが、この商品の大きな魅力。食通の間では「こんな肉の出し方をこの価格で?」という驚きの声もあるという。流行に敏感な層や、“肉付き”の人々にしっかりと支持されているのも頷ける。
撮影を通して感じたのは、単なるフォトジェニックなサンドではなく、“肉そのものを食べさせる”という潔さ。映える要素よりも、食としてのリアルな迫力を表現したかった。ここでは、被写体の肉が語る物語にシャッターを合わせる。それが、今回の撮影の醍醐味だった。
話題性と実力を兼ね備えた一品。カメラを手にする者としても、食べ手としても、このサンドは確かな“撮りごたえ”と“食べごたえ”を与えてくれる。次回は、シングルサイズとどう違うのかも比較してみたい。
店長:平野慎一
料理撮影なら日本フードフォトグラファー協会正会員で間違いなし!
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