草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年12月16日
聖夜を目前に控え、千葉・佐原に佇むオーベルジュ ド マノワール 吉庭にて、同店最高位のコース「極〜KIWAMI〜」(¥15,000)の料理撮影を行えり。本稿は、フードフォトグラファーとしてその現場に立ち会い、料理と向き合った記録である。
始まりを告げるは、マグロのたたきとババガヌーシュのアミューズ。続く冷前菜には、北海道産ホタテのカルパッチョとラディッシュのサラダ、ライムヴィネグレットにキャビアを添え、清冽なる余韻を残す。温前菜は、ポーチドエッグとピペラード、生ハムのチュイル、ベーコン香る泡が重なり、静と動の対比を描く。魚料理は、飯岡産伊勢海老のロティに海老のクリームソース、サラダシガール仕立て。肉料理には、千葉県産彩美牛フィレのロティ、フォアグラのソテーと金柑のキャラメリゼが供される。締めくくりは、洋梨のタタン風にバニラアイスを添えた甘美なる一皿なり。
江添シェフの研ぎ澄まされた感性と確かな技、寸分違わぬ火入れにより、料理は一皿ごとに完成された世界を成す。その表情を余すことなく写し取るため、ライティングに妥協は許されぬ。ストロボのモデリングランプを頼りに光の在り処を探り、皿の位置もまた、ミリ単位にて調整を重ねる。
料理には、ふと微笑むかのごとき瞬間がある。その刹那を見定め、シャッターを切る。それこそが職分への矜持にして、我が仕事の本懐である。吉庭の「極」コースは、その覚悟を静かに試す存在であった。
店長:平野慎一
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