草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年5月18日
明大前の焼肉店「ソウル苑」で出会った「極上ネギタンサンド」は、焼く前の姿からして一線を画す迫力を備えた逸品だ。
この料理の主役は、厚みのある上質な牛タン。その断面に大胆に切れ込みを入れ、そこへ細かく刻んだネギをぎっしりと詰め込んで仕上げられている。切れ目は表面に浅く入れたものではない。文字通り「断面」に大胆に切れ目を入れているからこそ、ネギがタンの内部にまで入り込み、焼いたときに中から香りが立ちのぼるよう計算されているのだ。
今回撮影したのは、まさにこの焼く前の状態。ネギの鮮やかな緑と、タンの瑞々しく濃厚な赤のコントラスト。その見た目のインパクトは凄まじく、皿の上に盛られているだけで視線を奪われる。撮影用のライティングなど必要ないと思えるほど、食材そのものが放つ説得力があった。
焼きの工程は客自身の手に委ねられている。網の上に乗せ、焼き上がりを見計らって頬張れば、外側は香ばしく、中にはネギの甘みとタンの旨味がぎゅっと詰まった味の爆発が訪れるという。撮って楽しい、食べて忘れられない。「極上ネギタンサンド」は、五感すべてを使って味わうために生まれた焼肉だ。
店長:平野慎一
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