草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年3月4日
カメラを構える。その先にいるのは、「焼肉ホルモンたけ田」のタレを手掛ける匠。全国に40店舗以上を展開する人気焼肉店だが、味へのこだわりはどこまでも深い。その象徴とも言えるのが「タレ」だ。今日はその調合の瞬間を切り取るためにレンズを向ける。
匠が静かに皿を手に取る。醤油の深い色、味噌のまろやかな質感、ニンニクの香り——さまざまな素材が混ざり合い、一滴ずつ慎重に加えられていく。まるで職人が筆を走らせるような繊細な動きだ。カメラのシャッターを切る。
次に、匠がレードルを持ち上げる。少量をすくい、光の下でじっくりと観察する。そして、ひと口。表情がわずかに動く。何かを感じ取ったのか、すぐに調整に入る。醤油を足すか? それとも甘みをもう少し引き出すか? 迷いのない手さばきが、長年の経験を物語っている。
シャッター音が響く。手元のアップ、タレが静かに流れ落ちる瞬間、味見をする真剣な表情——すべてがこの店の味を支えている。
撮影が終わった頃、ふと匠が言う。「このタレがあってこその焼肉ですから」。その言葉に、すべての答えが詰まっていた。
「焼肉ホルモンたけ田」に行ったら、ぜひタレにも注目してほしい。肉と絡んだ瞬間、そのこだわりが伝わるはずだ。
店長:平野慎一
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