草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年1月10日
先日、某焼肉チェーン店で特別な撮影に臨みました。その対象は、まるで壮麗な城郭を思わせる器に盛り付けられた豪華な肉のアンサンブル。一見して、その圧倒的な美しさと存在感に息を呑むほどの衝撃を受けました。これは単なる料理ではなく、一つの芸術作品と言えるでしょう。
このお城の器は、ただの盛り付けのための器ではありません。その複雑な構造が肉を繊細かつ巧妙に配置するための舞台となり、視覚的なダイナミズムを生み出しています。器の各層に丁寧に配置された肉が、城郭の階層と見事に呼応し、全体として調和の取れた壮観を呈しています。このような試みがグランドメニューにはまだ掲載されていないのは惜しいほどです。
撮影においては、このメニューが持つ荘厳さを最大限に引き出すことを心掛けました。ライティングやアングルの調整を通じて、肉そのものが持つ自然の美しさと、お城という器が象徴する威厳の両方を余すところなく表現しました。特に、立体感を強調するために光の陰影を巧みに操作し、器全体が画面から飛び出すかのような迫力を追求しました。
この豪華な肉盛りは、単なる料理の枠を超え、視覚・味覚の両面で人々を楽しませる新たな境地へと挑戦しています。現在は試験的な提供に留まっているとのことですが、正式にメニュー化される際には、多くの人々を感動させるに違いありません。特別な日の一皿として、その華やかさは記憶に深く刻まれることでしょう。
このような創意工夫を目の当たりにすると、料理が単なる食べ物以上の存在であることを改めて実感します。一皿一皿に込められた情熱と美意識に心から敬意を表します。
店長:平野慎一
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