草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年4月27日
築130年近くの古民家を丁寧に改装した「古民家ひらぬま」。静かな田園風景のなかにたたずむこの場所には、武家屋敷の趣を残す書院造の美しさが息づいています。
撮影したのは、ひとつのジェラート。白い紙のカップに静かに盛られたその姿は、派手さこそないけれど、古民家の空間によく似合っていました。
窓から差し込むやわらかな光が、ひんやりとした質感をそっと浮かび上がらせる。一切の飾り気がないぶん、そのままの空気と温度を写すことができたような気がします。
建物の静けさと、ジェラートのやさしい甘さ。どちらもそっと寄り添い合うように、カメラの前で静かに調和していました。
一枚の写真が記録したのは、味そのものではなく、きっとこの場所でしか感じられない、やわらかな時間。
店長:平野慎一
料理撮影なら日本フードフォトグラファー協会正会員で間違いなし!
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