草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年3月15日
先日、新宿の老舗焼肉店「味仙荘」にてメニュー撮影を行いました。伝統を重んじつつも、洗練された趣を感じさせるこのお店。扉をくぐると、そこには食の歓びを追求する大人のための空間が広がります。
今回の撮影では、極上の生肉を主役に、焼肉という食文化の豊かさを視覚的に表現することを目指しました。写真に収めたのは、上カルビ、ザブトン、カタサンカク、巻きロース、芯ロース、カイノミ、ササバラ、ミスジ、レバーといった選び抜かれた銘品。繊細な霜降りの模様が、まるで芸術作品のように美しく並びます。
さらに、単なる肉の陳列ではなく、宴の情景を想起させるように演出しました。焼肉は単なる食事ではなく、ひとときを彩る特別な儀式。その魅力を引き立てるため、サラダやキムチ、ナムルも巧みに配置し、優雅で洗練された宴の空気感を創出しました。
撮影においては、肉の質感と立体感が際立つように細部まで配慮。特に赤身と脂のコントラストが奏でる美の調和を強調し、視覚から食欲を刺激する構図を心掛けました。シズル感が溢れ出す一瞬を捉えた写真は、ただの料理写真を超え、食の美学を体現するものとなったのではないでしょうか。
「味仙荘」は、厳選された肉のクオリティはもちろん、落ち着きのある空間美も魅力のひとつ。特別な日や親しい人とのひとときを、より豊かなものへと昇華させる場として最適です。
改めて感じるのは、美食とは五感で楽しむものであり、その魅力は視覚からも伝わるということ。今回の撮影が「この店で、この肉を味わいたい」と思わせるひとつのきっかけになれば幸いです。
店長:平野慎一
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