草加市のラ・クレアシオンのブログ
2025年12月14日
オーベルジュ ド マノワール 吉庭にて行った撮影では、料理だけでなく、店頭で販売されるチョコレートの商品写真も担当しました。被写体となったのは、製菓の現場で使われるクーベルチュールチョコレートです。一般的なチョコレートとは異なり、脂肪分とカカオ分が高く、香りや苦味が明確に感じられる点が特徴とされています。
今回の撮影で意識したのは、「味を想像させる写真」に仕上げることでした。実際に口にする前に、視覚情報だけで品質や価格帯が伝わるかどうかは、商品写真において重要な要素です。特にクーベルチュールは素材そのものの価値が高いため、軽さやカジュアルさよりも、落ち着きと重厚感を軸に構成しました。
背景には紺色のサテン生地を選び、あえて整えすぎず、自然なシワを残しています。これにより、単調になりがちな商品撮影にリズムが生まれ、光を受けた際の表情が豊かになります。ライティングは低めの位置から硬めの光を使用し、陰影を明確にすることで、チョコレートの存在感と質感を引き立てました。
また、オーナー様が用意してくださったバラの花を背景に加えることで、贈り物としての印象が強まり、画面全体に華やぎが生まれました。結果として、落ち着きと華やかさを併せ持つビジュアル表現に仕上がっています。
このチョコレートはすでに店頭販売が始まり、公式Instagramでも紹介されています。料理だけでなく、商品の価値や世界観を視覚的に整理し、正確に伝えることも、フードフォトグラファーの重要な役割だと考えています。
店長:平野慎一
料理撮影なら日本フードフォトグラファー協会正会員で間違いなし!
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