草加市のラ・クレアシオンのブログ
2024年11月2日
寒くなると、なんか気持ちまで冷たくなってくるっていうか。いくら温かいものを食べたって、心のどっかはずっと寒いまんま。そんなとき、なんでか知らないけど焼き芋が食べたくなるんだよね。なんか香ばしい匂いがふっと漂ってきて、そこに少しでも温もりがあるなら、ってつい手に取っちゃう。今回は、日本武道館の売店「さくら」の焼き芋を撮る仕事だったんだけど、なんかあの芋の蜜の照りがやけに沁みたよ。
この焼き芋、蜜がたっぷりでさ、ストロボ光を当てたらテカテカ光るんだよね。すごく美味しそうに見えるけど、その甘ったるい蜜の感じが、なんだか自分の孤独感と混じり合うっていうか…。焼き芋を噛んでる間はホクホクで温かいんだけど、噛みしめるたびに、逆に自分の中の寒さが浮き彫りになっていく気がしてくるんだよね。
この「さくら」の焼き芋、サツマイモそのものの甘さを引き出してるって聞いたけど、食べてるとなんかこう、甘いのにちょっと苦い気がする。もしかしたら、あたしの味覚が変わっちゃったのかもしれないけどさ。
もしこの冬、日本武道館に行く機会があるなら、この焼き芋を手に取ってみて。ひと口食べたら、少しは温かい気持ちになれるかも。まぁ、それで心まで温まるかは…正直わからないけどさ。
店長:平野慎一
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