草加市のラ・クレアシオンのブログ
2026年1月1日
西麻布にある老舗鰻店「いちのや」様よりご依頼をいただき、出前用の鰻の折り詰めをリーフレット用に撮影しました。天保三年創業という歴史を持つお店の一折には、長年受け継がれてきた技と品格がそのまま詰め込まれています。
今回の撮影で特に神経を使ったのが、折箱の質感表現でした。一見すると白い紙箱に見えるのですが、実際には光の角度によって銀色に反射する、少し特殊な素材が使われています。
このような箱は、全体を均一に明るくしてしまうと、銀の反射が消え、ただの白い箱として写ってしまいます。そこで、箱全体を照らすのではなく、「いちのや」の文字が入った部分だけが自然に浮かび上がるよう、光の当て方を細かく調整しました。あえて光を当てない部分を作ることで、素材の存在感を残すことを意識しています。
仕上がった写真は、リーフレットを担当されたデザイナーの方、そしてクライアント様の双方から高い評価をいただきました。写真とデザインがきちんと噛み合い、商品の持つ上質さを正確に伝えられている点を評価していただけたと感じています。
料理撮影というと「明るく撮る」ことが重要だと思われがちですが、実際には「どこに光を当てないか」の判断が、写真の完成度を大きく左右します。今回の撮影では、素材の特性を理解したうえで、必要な情報だけを光で伝えることを大切にしました。
店長:平野慎一
料理撮影なら日本フードフォトグラファー協会正会員で間違いなし!
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