伊勢原市の電気当番工事センターのブログ
2024年10月31日
先日ある一般家庭に於いてEV充電設備の工事を施工しました。停電作業で分電盤に回路増設し充電設備まで配線する内容です。
作業は9時からスタートして12時半頃終了、その間11時頃から10分間全停電しました。順調に終わり完了自主検査で新設回路のみ対地間メガー(絶縁抵抗試験)、接地抵抗試験を実施して良しで引き渡しました。
ところが現場を離れて15時半頃お客様から温水洗浄便座からエラーが出ている、リセットしても直らない対応して欲しいと一報が入ったのです。
その後直ぐに現場に戻ったのですがその道すがらいろいろ考えました。
当然トイレは使用していない(当店は客先のトイレを使用する事は無い)もし電気的要因で壊れたとしたら停電作業かメガーが原因か?
しかし停電と言っても温水洗浄便座のプラグを抜き差しするのと同じ理屈だからそれで壊れたとしたら製品に問題がある。
メガーは新設回路のみ対地間250Vレンジで掛けていて既設回路には影響は無いはずだ。
そんな事を考えながら客先に到着しました。
結局お客様との話し合いで当店は損害賠償保険で対応し、お客様はメーカーに修理点検依頼をする事になったのです。
早速保険会社に連絡を取ると、メーカーの修理見解書で当店に原因があった場合のみ保険金が支払われると告げられその旨お客様にお伝えしました。
その後客先からメーカーの点検修理が終わり「故障は電気業者が原因と証明することは出来ない」との見解書と当店の真摯な対応もあり今回は不問にすると連絡が入りました。
この度は当店の工事と故障が偶然にも重り評価も4となり、お互いにすっきりしない一件になりました。
今後も作業中、作業後の事故には充分気をつけお問い合わせには真摯に向き合う所存です。
この道一筋45年旧高圧電気工事技術者上がりの第一種電気工事士が工事屋人生の集大成と感謝を込め世に仕掛ける派遣型 ビジネス
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