名古屋市中村区のHOM-ME株式会社のブログ
2025年9月11日
動画を撮ってみたものの「なんだか見づらい」「素人っぽい」と感じたことはありませんか? その原因のひとつが「構図」です。構図とは、カメラの画面に映る被写体や背景の配置バランスのこと。少し意識するだけで映像の印象はガラッと変わります。今回は、初心者でもすぐに使える構図の基本を紹介します。
1. 三分割法でバランスを整える
最も有名で簡単なのが「三分割法」です。画面を縦と横に3等分し、線が交わるポイントに被写体を配置すると、自然で安定感のある映像になります。例えば人物を撮るとき、真ん中に置くよりも少し横に寄せて線の上に合わせると、プロっぽい雰囲気に。風景や背景もバランスよく入り、見ていて心地よい画になります。
2. 目線の高さを意識する
人物を撮るときは、目の高さにカメラを合わせるのが基本です。上から撮ると幼く見え、下から撮ると威圧的に映ります。特にインタビューや日常のVlogなどでは「視聴者と同じ目線」で撮ることで、自然な印象を与えられます。
3. 空間を活かす「余白」
被写体を画面いっぱいに映すよりも、少し余白を残すと落ち着いた映像になります。特に人物の顔を撮るときは、頭の上に少しスペース(ヘッドルーム)を作るとバランスが良くなります。また、人物が横を向いているときは、その方向に余白を残すと「視線の先に空間がある」自然な画になります。
4. 対角線を使う
動きのあるシーンでは、画面の対角線を意識するとダイナミックに見せられます。例えば道や川などを斜めに配置すると、奥行き感が生まれます。初心者が「なんとなく平面的に見える」と悩んだときに効果的なテクニックです。
5. 背景を整える
構図を考えるとき、つい被写体だけに集中しがちですが、背景も重要です。背景に余計なものが映り込むとごちゃごちゃして見えます。撮影前に少し片付けるか、背景をシンプルにするだけで、映像はぐっと見やすくなります。
6. 動きを考えた構図
動画ならではのポイントとして「動きを意識した構図」も大切です。被写体が右から左へ歩くなら、画面の左側に余白を作り、進む方向を開けておくと自然です。逆に余白がないと「ぶつかりそうな映像」になり、視聴者に違和感を与えてしまいます。
まとめ
構図は「難しい専門技術」ではなく、ちょっとした意識で映像を見やすくする工夫です。
①三分割法でバランスを取る
②目線の高さを意識する
③余白を残す
④対角線で奥行きを出す
⑤背景を整理する
⑥動きの方向に余白を作る
これらを意識するだけで、初心者でも映像が一気にレベルアップします。まずは一つでも取り入れてみて、少しずつ「自分なりの構図」を見つけていきましょう。
店長:本目啓斗
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