養老郡養老町のオフィスミューのブログ
2019年3月24日
デジタルの時代、写真は色を綺麗に再現する技術が進化してきました。
スマートフォンでも本当に綺麗に撮れる時代です。
しかし、原点に帰るとモノクロ写真はカラーとは違い
200年近くの歴史を持っています。
モノクロ写真は見る側も色を想像する幅が広がりますよね。
そして、モノクロ写真は、撮影技術にもいい影響を与えてくれるのです。
カラー写真の場合には作者も見る人も、主題やイメージそのものよりも
色に目がいってしまいがちです。
モノクロ写真は「白」と「黒」以外は、
グレーのグラデーションしか存在しません。
そのため、写真の良しあしは「形」によって決まるともいえます。
モノクロから写真を始めた人は、作画に得意な傾向があるようです。
目を惹くような鮮やかな色を使わないので、
強い作品をつくるためには作画が主要な技法になるからでしょう。
それと、「光を見る」習慣がつきます。
写真は「光」を絵の具の代わりに使います。
光の絵の具という発想は「光」が見えないとできません。
「光を見る」習慣ができれば、カラー写真でも「光を見る」
ことができるようになるのです。
モノクロ写真は、「同じ写真でもアートのようになる」
「カッコイイ」「アートを感じる」「ノスタルジー」という表現がよく使われます。
カラー写真は被写体そのものの魅力を具体的に表現する時、
つまり、リアルな表現に適しています。
それに対して、モノクロ写真は抽象的で、作者の内面的な部分を
表現するのに優れていますので、
「リアルではない=アーティスティック」を感じるのでしょう。
今はデジタルカメラがメインですが、
私にとって「モノクロ」が写真の原点だという思いは
今後も変わらないでしょうね(^^♪
店長:伊藤治彦
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