大阪市鶴見区のSUISUIのブログ
2023年11月28日
お客様の家に向かう
朝の混み合う駅のホームで
年少さんくらいの女の子が
ベビーカーを押すお母さんの足首に手を回し
ひっくり返って号泣していた。
大きな声で泣きながら
『いやだ、いやだ』と叫んでいる。
察するに
恐らく幼稚園に行きたくないと駄々をこね
じゃあ帰ろうと言ったお母さんに
『やっぱり行く、帰りたくない』と
泣き叫んでる様子だった。
お母さんが押すベビーカーには
赤ちゃんが乗っている。
荷物もあり、泣く子を抱き上げるのも困難。
そして、小さな体をバタバタと
激しく動かして泣き叫ぶ子供を
抱き上げるのは大人でも難しい。
駅のホームの人はみんな見ていた。
私もその1人だったけど、
声はかけなかった。
経験上、
“声をかけて来た人”の存在は、
泣いている子供に味方だと思わせてしまい
号泣を助長させてしまうことがある。
子供はバカではない。
たくさんの人の目の前で泣くことが、
どんなに親の脅威になるかよく分かっている。
そして、それと同時にそれがどんなに
母にダメージを与え
母の心をえぐる行為なのかは
考えが及ばない。
そのお母さんは下を向いて、
小さな声でなだめ、叱っていた。
お母さんの顔は『いたたまれない』
その一言につきた。
目は真っ赤で今にも涙が溢れそうだった。
私は昔の自分を思い出して、
今まさに、いたたまれないホームの
お母さんの気持ちを思って、
涙が出そうになった。
『こっちが泣きたい』よな、、、
親なのに子供のコントロールが
出来ないなんて、と思って見ている人も
いるかもしれない。
でも、親子の攻防はきっと何時間も前から
始まっていて私たちが見ている今は
そのほんの一部に過ぎない。
そして、子供の生きるエネルギーは、
大人想像を遥かに超えている。
母であってもコントロール出来ない場面は
多々ある。
『お母さん大丈夫だよ』
電車が来るまでの間、
何度も心の中で唱えた朝でした。
店長:森 美智子
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