石巻市の住まいるクリーニングのブログ

排水管洗浄【閲覧注意】

2023年6月6日

先日、排水管が詰まってしまったというお客様からの連絡。
キッチンの排水がほとんど流れなくなってしまい、食器洗いが出来なくなってしまったと。
確認したところ、99%詰まっているといっていいレベル!

外に回って見てみると、写真の脂汚れが目視で発見できました。
そのため、お湯+高圧洗浄で1時間ほど作業し、まずは外側からの詰まりを除去しました。
この時点で相当な量の脂が流れていったので、もう大丈夫かな・・・と思い
(写真だけではなかなか伝わらないと思うので、次回は動画を撮影してみよう)

キッチンに回って確かめて見たところ、
まだまだ改善されません。
この場合、内側の詰まりも相当です。

さらに30分ほどかけて、シンク下のトラップを取り外して洗浄作業。
もちろん、無事に流れるようになりました。

今回の詰まりの原因はというと、排水管に熱湯(パスタの茹で汁など)を流すことを、
やめたことではないかとのことでした。半年ほど前にテレビで塩ビ管が熱湯で劣化するということを聞いたため、熱湯は外に捨てていたそう。確かに通常のグレーの塩ビ管は熱に弱いため、100℃の熱湯を流すことで劣化し、破損などの原因になることはありえます。しかし、そのことによって返って定期的に流されていた脂が残って蓄積し、今回の事態につながりました。

では、どうしたらいいでしょうか。

適切な答えとしては、「パスタの茹で汁などは1:1に真水で薄めて、50℃程度にしてから排水口に流す」
となります。
キッチンで出る脂汚れは基本的に40~50℃で融解します。そして、塩ビ管の耐熱温度は60℃ですので、50℃のお湯を流すことが最適解となるわけです。(脂汚れに含まれるタンパク質は60℃を超えると凝固します。よって、100℃より50℃の方が、汚れには効きます)

お掃除屋をやっていると様々な知識や経験が身につきます。
ごく一般の方と比べると、その情報量にはかなりの差があります。
しかし、テレビやインスタなどで豆知識のように得られる情報は、聞き手にある程度の知識がなければ、逆効果になることも起こります。今回の出来事はそんなことを感じさせられました。
もちろん、プロと呼ばれる自分としても、そのことを肝に銘じて日々学んでいこうと思います。

排水管洗浄【閲覧注意】の画像1排水管洗浄【閲覧注意】の画像2

店舗情報

店長の写真

店長:浅野 基

笑顔と誠実!スピード対応!

所在地

〒9860826
宮城県石巻市鋳銭場8-1

営業時間

8:00〜18:00

定休日

年中無休

対応地域

<東北>

宮城県

  • 石巻市
  • 東松島市