草加市の拓翔工業のブログ
2022年6月17日
店長の木村です。
現在、多くのガス機器販売業者が10年保証を付けています。一昔前は、7年保証が主流でした。この10年保証ですが、給湯器メーカーや保険会社などが取り扱いをしています。
例を上げますとノーリツはメーカーで延長保証を取り扱っております。修理上限は給湯器本体価格までとの事です。
参考:メーカー保証2年含み以下の年数と金額になります。
・5年で¥5,940(税込)
・7年で¥8,140(税込)
・10年で¥29,040(税込)
さすがに10年となると、数字が変わってきますが安心してお使いになりたい場合はありかと思います。機械物は10年使えれば良いとされていますので、延長保証価格も高額ですがメーカーの延長保証は安心ですよね。
リンナイは通常でメーカー3年保証が付いています。ワランティVという延長保証を取り扱っているが別会社です。対応が悪いとあまり聞きませんので安心して大丈夫かと思います。メーカー以外の延長保証は家電等に良くある保険だったりします。
注意が必要なのはガス機器メーカー以外の延長保証の対応です。保証規約が様々なようですので延長保証付きの場合、購入前に保証内容を確認することをお勧めします。通常使用での故障が前提ですが、修理上限が5万円までとか、ガス機器メーカーではないので対応が遅い等、口コミが散見されています。
全体的に言えることですが自然災害(台風、落雷など)は保証対象外です。
特に気を付けなくてはならないのは「落雷」で家電製品もそうですが給湯器の基板が壊れると修理代が2万円を下りません。落雷が近い場合は電源コードを抜くことが比較的に容易な対策になります。落雷による故障の際は火災保険で対応出来る場合もありますので加入されている保険内容を確認しておく事もお勧めします。
それから延長保証会社の控えが送られてこない場合は、購入店が保証する場合があります。工事保証も購入店ですよね。
これは約3万円/1件の10年延長保証費を保証会社に支払わずに10年間は故障しないと踏んで販売会社が対応する場合です。その場合は、販売店の保証書が送られてくるはずですが販売会社が倒産すると、おのずと保証も無くなります。
販売店は保証リスクがありますが販売した全部のガス機器が壊れる訳ではありませんので、原価(3万×本体数台分)で給湯器を交換すれば良いわけですので一概にダメとは思いませんが各社様々な保証対応がありますので、延長保証の詳細は購入前に確認する事をお勧めします。
Q:それではこの延長保証は誰が負担しているか???
A:販売価格に含まれているのでお客様になります。
Q:なぜ「無料」と書いてあるのか?
A:お客様は「無料」という言葉と内容が好きだからです。
無料10年保証と書いてある場合、販売店の自社対応以外の場合「無料」の記載は購入価格に保証料が含まれている訳なので解釈は違うのかなと思っています。正しく言うなら「10年保証付き」となります。
延長保証はトータルの購入費で考えれば良い訳ですので、希望の購入金額で安心が買えるなら納得のお買い物になります。ただし、延長保証は必要のないお客様もおりますので当店の延長保証は有料オプションにしています。
当店は交換工事で数多くのお客様宅へ訪問していますが、給湯器交換時の製造からの経過年数は15年前後が多いです。
その間に修理をされている方もいるかもしれませんが都市ガス給湯器は10年以上15年以下の交換工事が多いです。
反対にLPG機器(プロパンガス)は燃料のガスが精製されているものなので都市ガスより寿命が長い傾向にあります。ガスバーナーに不純物が付かないので、バーナー部の故障が都市ガスより少ないのではないかと言われています。
結論として有料でも10年保証がメーカー延長保証なら安心♪10年延長保証を付けない方が3万円安いなら無しですね。
なぜなら、新品不良の場合はメーカー保証内に故障の症状が出ると思うからで、それ以外は経験上10年は使用出来る場合がほとんどだからです。
今回のブログ記載内容は経験上の持論ですが購入の際の参考になれば幸いです。
店長:木村光伸
「ガス業界経験26年」都市ガス・LPG工事可能!当店は東京ガス簡易内管施工店です。
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