草加市の拓翔工業のブログ
2023年8月25日
こんにちは、店長の木村です。
今回は、お風呂の沸きあがる温度が低い現象が起きたお客様からのご相談が御座いましたのでブログを書いてみます。
給湯器側のセンサー故障で湯上り温度が不安定な場合がありますが、以下のお手入れで直る場合も御座いますので参考にしてみてください。
循環金具の「ショートサーキット現象」とは?
これは、風呂給湯器で自動湯張りや追い焚きをした時に、設定温度まで上がらない現象の1つです。
給湯器から設定温度より少し高めの温度のお湯が送られてきますが、循環金具フィルターのゴミ詰まりやフィルター部の向きをきちんと取り付けておらずに起こる現象となります。稀に循環金具の樹脂部分が破損していた場合にも起こります。
上記の画像は数年前に主流だった循環金具のフィルターです。現在はコンパクトになった循環金具になっていますね。
画像下側を見ていただくと、側面に切り欠きが確認出来るかと思いますが、この部分からお湯が下側に出るように通常は取り付いています。
お掃除した際に、うっかり違う方向に取り付けてしまうと上記のような追い焚きなどで設定温度まで上がらない現象が発生します。
現象の理由は、自動湯張りや追い焚きは給湯器内部で湯温を感知しており、浴槽からの戻りのお湯の温度が設定温度になったと判断してしまうのです。
また、通常の取り付け方以外で無理にフィルターを付けてしまうと、簡単に取り外せなくなりますが根気よく少しずつ外すと取れます。大変になりますので気を付けて取り付けましょう。また、こまめにフィルターの掃除は行って下さいね。
余談ですが、循環金具には極性が以前はありました、往きと戻りが決まっている循環金具のことです。現在の大半は無極性になっており、どちらに接続しても問題はございませんが極性があり接続を間違えると湯張りや追い焚きが出来ない場合があります。この場合は給湯器交換時の施工者の責任ですけどね。
以下の画像の循環金具は数十年前のものですが、少し厄介なものです。
ノーリツ FFI循環金具
この循環金具をご使用の場合は30年近く使用されているかと思いますので給湯器交換と同時に出来れば交換してください。
それでも使用したい場合、ちょうど真ん中にある小さな黒いゴムがありますがこれを取らないと追い焚きが上手く作動しません。経験の浅い施工者だと分からない場合があります。
まだ気温が高い時期ですので、お風呂よりシャワーで済ます方が大半かと思いますが、涼しくなってくる秋頃にフィルターのお手入れも行ってみて下さいね。
給湯器のご相談はお気軽にお問い合わせよりお待ちしております。
店長:木村光伸
「ガス業界経験26年」都市ガス・LPG工事可能!当店は東京ガス簡易内管施工店です。
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