工事費の違いは安心の目安？

2022年6月13日

こんにちは、店長の木村です。

お店によって工事費が違いますが皆さんの依頼の決め手は何でしょうか？
一言でいえば工事費ですが、工事費の中には部材費、取付費、処分費、交通費等の諸経費が含まれています。ネット販売店の商品＋工事費の基本的な風呂給湯器の標準交換工事費の相場は３万円～４万円程度となります。大手になるとＣＭ等の広告経費も小さくないと思いますが、当店は基本的に広告に力を入れていませんので広告費は基本的に含まれません。

「技術費」を明確にしている業者様は、あまり見かけませんがお客様目線で言うと同じ値段なら「上手に綺麗に安心に、更に安く」工事をして貰うことが一番かと思います。私でもそう思います＾＾

安さが売りの販売業者様は有資格者施工と言って「ガス可とう管接続工事監督者」と書いてある業者様もおられます。都市ガス機器の接続工事のみなら「ガス可とう管接続工事監督者」の資格があれば強化ガスホースやガス可とう管接続工事が出来ます。。。。が、この資格は半日講習で誰でも（ほぼ100％）取得できるのです。

それと暗黙の了解というか、良くあるのは「プロパンガス接続工事の無資格者施工」です。GSSガス機器設置スペシャリストの資格があれば、燃焼用ホース（定尺ホース）なら接続できますが機器接続ガス栓（UIネジコック等）と金属フレキ管は液化ガス設備士の資格がないと接続できません。この資格は、ほぼLPG会社に勤めて取得する方がほとんどです。
何故なら資格受験には第二講習を受けて筆記試験に進む流れが多く、第二講習を受ける場合は１年間の業務経験が必要だからで、筆記と実技試験があります。
ちなみに水道工事の資格は３年の業務経験が必要で液化ガス設備士の第二講習も同じく、「所属会社の業務証明」が必要なのです。補足すると、筆記試験は勉強して理解していないと合格できない水準かと思います。第二種電気工事士も筆記と実技試験があります。

また、給湯器取付けに電気工事士の資格も必要な場合があります。それは、マンションやアパートなどの集合住宅のPS（パイプシャフト）に設置のほとんどのガス機器は、電源が直接接続してありますので、この再接続工事に必要となります。これも電気工事資格無しで工事している方が多いかなと思います。

この様な資格には有効期限（特にガス関係）を設けている資格があり資格保持のために３年～５年に１度、有料の再講習に１日参加しないとなりません。複数あるほど資格維持が大変なんですが、それだけ知識も技能も持ち合わせている事にもなります。

どこの誰が工事しようと検査をする機関は基本的になく、ガス供給会社の定期保安検査（２年または４年に１度）などで設置基準不備を発見するなど、その時まで分からないのが現状です。微量のガス漏れの場合はガスメーターに１ケ月ほどするとガス漏れ表示が出ます。水漏れは、給湯器周りが濡れているので直ぐに分かりますし、水道メーターのクルクル回るコマで簡易的に確認出来ます。

それなら誰に頼むのが一番安心かで言うとガス機器はガス屋なのですが、残念なことにガス機器の販売価格が定価の１割引き程度ですから割高です。機器で利益を出しているので工事費は安く設定していますのでトータル金額で比べてみてください。
現在はガス供給会社（例：東京ガス）仕様の給湯器の販売はありませんので交換の場合は市販品で同じものになります。
【型番の違い】
東京ガス仕様の場合「TOKYO　GAS」のロゴ入り
リンナイ　・東京ガス品番は　ＲＮ　市販品は　ＲＵＦまたはＲＵＸ等
※ガスターリンナイは　KG
ノーリツ　・東京ガス品番は　ＮＲ　市販品は　ＧＴまたはＧＱ等

首都圏で言えば、東京ガスの委託会社(エネスタ、ライフバル)に勤めていた経験がある方は、基本的にカリキュラムのある研修を受けて東京ガスの公的資格を持っていて、お客様サービス（CS）の研修も基本的には受講していますので一般的な、お客様対応は良好の傾向があります。しかし、東京ガスの社内資格は退職すると使えませんので、国家資格や日本ガス協会資格を取得する必要があります。

それから年間施工実績ですが風呂給湯器の施工なら２人１組で１日３～4件が良いところです（１件１時間半＋移動時間）目安として、年間で1000件以上施工実績を書いている業者は会社やグループ会社全体での実績になりますので100万件などと書いてある場合は当然グループ全体ということになりますので、施工者が必ずしも凄いということにはならないのかと思います。

そこで、大事なのは工事担当【施工者】の所有資格と業務経験が大事になってきます。必ずしも必須ではありませんが以下の資格を業者選択の参考にしてみてください。

・簡易内管施工士（軽微な都市ガス工事が可能）
〇GSSガス機器設置スペシャリスト（この資格があれば安心です）
・第二種電気工事士（電気工事資格）
〇液化ガス設備士（プロパンガス工事の資格）
・給水装置工事主任技術者（水道の工事資格）

拓翔工業は全て資格を保有しており、大手ガス会社、大手ガスグループ会社、ネット販売会社等の勤めていた長年の経験と知識があります。また、現在も複数のネット販売会社との業務委託も行なっておりますので安心してお任せください。

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