京都市の圓光寺(東本願寺)のブログ
2023年12月27日
法名は、仏・法・僧(僧伽)という三宝を依り処にし、お釈迦様の弟子として生きていく名のりになります。
では、私たちはどのように法名を受け取るのが良いのでしょうか。
「弔う」という言葉を辞書で引くと「訪ひ」と出ます。亡き方を訪ねて、私がそこから何を聞き、何を学ばねばならないのか、を明らかにすることが弔いという意味なのです。
また、親鸞聖人が書かれた書物にも「前(さき)に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪え」と記されております。
法名を縁として、亡き方から伝えてもらったことや教わったこと、私にかけられた大きな願いを想い訪ねる時に、
それは私にとって、本当に大切なことを学び取らせていただいたのだと受け止め、「仏さまでした」と手が合わさり拝めることになるのです。
どうぞ、法名に込められた願いを訪ねて行って下さいますようお願いします。
店長:樋口 史門
亡き大切な方へ寄り添った、丁寧なお参りを心掛けています。
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