新宿区のお手伝い・片付けならCUDDLE(カドル)のブログ
2021年8月20日
先日、小学生の息子を持つお母様からアルミホイールでアルミ玉を作ってほしいというご依頼があり対応させていただきました。
数年前にご主人が病に伏されてから女手一つで家庭を守っているとのことで、仕事が休めず小学生の息子さんにゆっくりかまってあげることが難しい為、息子さんのやりたいことにつき合ってあげてほしいというご要望でした。
息子さんと家に二人、初対面ということもありとても緊張されているご様子でしたが、仲良くしてもらえるまでに多くの時間は要りませんでした。
私はハウスクリーニングなどの事業の他に【オンライン相談サービスCuddle(カドル)】というお悩み相談や愚痴聞きなどのサービスも事業として運営しておりますが時世もあり対面での相談を受ける機会は少なくなりました。
生活上のちょっとした困りごとに直接関われる貴重な機会をいただいたことに感謝し、アルミ玉を作りながら息子さんのお話しに耳を傾けることにしました。
お話しから細かい作業やモノづくりに興味があるようで、部屋のあちらこちらに手作りのメダルやロボットなどがありました。
わたしも昔はよく作ったなぁと幼いころを思い出し、大人になってこんなに無心にモノづくりをすることがあったかと考えさせられました。
今回のアルミ玉は学校で流行っているそうで過去に挑戦してみたものの、お友だちより上手に作ることができず悔しい思いをしていたんだそうです。
お友だちには兄弟がいたり、家族が手伝ってくれたりというエピソードがあったようですが、彼の場合は一人っ子でお母様は忙しくそういったエピソードが無縁のようでした。
ただ子供ながらにお母様の状況をしっかり受け止めているようで、さみしい気持ちもあるけど生活の為に頑張ってくれていると誇らしげに教えてくれました。
微力ながらですが、ひと時でもこの時間を一緒に楽しんでもらえたらと思いながら作業させていただきました。
私はアルミ玉を作るのが初めての経験だったので、まさかアルミホイールを「丸めて」「たたいて」「ヤスリをかけて」「みがく」ことでアルミ玉を作るとは思いもしませんでした。
ちなみにたたく作業は2時間かかり、とにかくひたすら「たたいて」「たたいて」たたきまくりました…(汗)
丸めたアルミホイールを私がとんかちでたたく度に彼はケラケラっと楽しそうに笑い「アルミ玉の舞い」というオリジナルのダンスも披露してくれました。
子供って何でもダンスにしがちです(笑)
ご依頼いただいた時間は15時~18時の3時間。
17時を過ぎた頃には…アルミ玉もやっとみがく段階まできました。
はしゃぎ過ぎたのかスヤスヤと気持ち良さそうに寝息を立てていましたので、そっとしておきました。
それからはラストスパートで時間いっぱいまで黙々とみがき作業を行い、お母様がお仕事から戻られたタイミングで依頼終了となりました。
帰り際には彼も起きてきて最後の仕上げはピカールという金属研磨剤で彼が後日みがくとのこと。
「また遊びにきてくれる?また遊んでね」と今にも泣きそうな顔と声で言われたので、とても後ろ髪を引かれる思いでした。
アルミホイールでアルミ玉を作ってほしいというご依頼を通して息子さんの想いや親子の絆を垣間見ることができ、またひとつ冥利に尽きる経験をさせていただきました。
その後、お母様と息子さんから感謝のお電話をいただきアルミ玉はお友だちにも大好評だったそうです。
こういったお話しをいただけると本当に嬉しいですし、活力になります。
月末にハウスクリーニングのご依頼もいただいたので、ピカールで仕上げたアルミ玉を見れるのがとても楽しみです!
このご縁を大事にして次のご依頼も真心こめて作業いたします。
「社会から気がつけれない存在」をひとりでも多くなくし「やさしい社会づくり」の一端を担えるようCUDDLE(カドル)は尽力いたします。
限られた時間の中でしたが、アルミ玉を作ってほしいという依頼を通して、お母様のご要望に応えられえたり息子さんの心の中にあったさみしさを少しでも取り除けたのであれば幸いです。
この度はご依頼ありがとうございました。
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