形は違えど

2021年9月6日

先日はウォシュレットの交換を行いました。

離れて暮らすご高齢のお母様宅での作業です。

ご依頼者様の代わりに在宅ヘルパーさんにご対応いただきました。

年数も経っているという事でフレキ管のナット部分やエルボは写真のように緑青(排水管の銅パイプが酸化して出てくるサビ)が酷く無理に取り外そうとすると破損の危険がありました。

先ずは緑青を落としていき潤滑剤を散布して慎重に取り外しです。

フレキ管やエルボなどの接続部分はパッキンがある事で密閉され水漏れ防止となりますが、接続する相手側が古いので、配管のねじ部分を密着させる必要性がありシールテープを巻きました。

こうする事で更なる防水効果と今後緑青ができたとしても交換がスムーズです。

「次に施工するのが自分じゃなくても後の人の事を考える」

施工に関してだけではなく人の在り方や物事の捉え方としてもそういう人間性を持ちなさいという師匠の元でビシバシ育てあげられたので実践に何度も活かすことができています。

トイレ本体から外部に通る汚水管は真下ではなく壁を通るタイプでしたが目隠しカバーが外れてしまっており、そこから埃が侵入してきてしまうので正規の位置にお戻ししました。

作業中は付き添いのヘルパーさんに説明や確認を行いながら少し雑談もさせていただきました。

おそらく私より一回り若い方だと思いますが、とてもハキハキしていてお母様に対する接し方も親切丁寧です。

私の知人にもヘルパーや介護施設の経営をしている方がいますが、この仕事は特有の大変さがあると聞いています。

「人の手助けになる仕事」

形は違えど、私も生活上の困りごとに寄り添う事業をしています。

ヘルパーのお仕事と通じるものもあり、短い時間ではありましたが立ち振る舞いなどを見てとても刺激になりましたし、勉強にもなりました。

また、ご依頼者様とのやり取りでは離れていても家族を想うやさしい気遣いをたくさん感じることができました。

依頼者様のお母様が新しいウォシュレットをとても喜んでいると後日伺い、またひとつ冥利に尽きる経験をさせていただきました。

今回はウォシュレット交換のご依頼でしたので掃除は簡易的なものになりましたが、体に優しいオーガニックの除菌抗菌剤もしっかり散布させていただき、最後にリモコン設置でフィニッシュです！

これからのトイレタイムが少しでも有意義なものとなりましたら幸いでございます。

この度はご依頼ありがとうございました。

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