仙台市宮城野区の浄温結社のブログ
2025年11月19日
今年の夏、生前戒名を求めて訪ねて来てくださった男性が、先日ご逝去され、お通夜と葬儀を務めさせていただきました。
その方は、病と向き合う中、闘病の苦しみに耐えながらも、奥様や娘さんたちに迷惑をかけまいと、ご家族と共に結社に足を運ばれ、戒名や葬儀についてなど、
ご自身が亡くなった後のことをすべて決めておかれました。
ご家族になるべく負担をかけないように、いざという時のための準備をするという、
静かに、けれど力強く、旅立ちの準備を整えられました。
その姿勢は、”死と向き合う”ことは決して暗いことではなく、
むしろ「今をどう生きるか」を深く照らし出すものだと示してくださいました。
ご家族の皆さんからすれば、心中とても複雑な想いだったと思いますが、
その男性が、ご家族のことを思うお気持ちに、いざという時は、こちらも心を込めてお勤めさせて頂くことを誓いながら、
そんな時はまだ先にして、
まずは少しでもお元気になり、またご家族と共に結社に来て頂いて、坊主カレーを食べて頂けるようにと、ずっと当病平癒のご祈願をしておりました。
亡くなられたとご連絡を頂き、葬儀会館に向かい、お勤めの前にお顔を拝見すると、しっかり病と闘い、頑張ってこられたお顔がありました。
お通夜の法要の後、一言ご挨拶をさせて頂きましたが、
これまで積み重ねてきたお仕事、
ご家族に対する深い愛情、
自分の人生に対しての、最後の責任をしっかり果たされた生き方は、本当にお見事の一言でした、とお伝えさせて頂きました。
人はいつか必ず旅立ちます。
だからこそ、誰かを思い、感謝を伝え、今日を丁寧に生きることが
どれほど大切かを、その方は身をもって示してくださいました。
私は、この度のご縁を通して、
自分自身の「生きる」という姿勢を、もう一度見つめ直しています。
檀家さんはおらず、お墓もないこの浄温結社を、頼りにして下さる全ての方々の、お役に立てるように、
つらく悲しいお別れの時でも、少しでもお見送りする皆さんの気持ちが、明るく元気になれるようにしていきたいと思います。
静かに、丁寧に積み重ねてこられたその方の生き様が、皆さんの今日の一歩にも、静かで温かな光となることを、願います。
店長:三浦錬浄
お役に立ちたい!!。
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