神戸市のクリーンハンター鳥山のブログ
2019年1月28日
お客様のお宅にお伺いしますと、
かなりの割合で空気清浄機を設置しておられる方が
多くいらっしゃいます。
でもお手入れしていないと、かえって有害な菌を
撒き散らすことになりかねないのは、ご存知でしたか?
とりわけ加湿機能付きの空気清浄機の場合です。
加湿器には4種類あるのはご存知でしょうか?
● スチーム式
● 気化式
● 超音波式
● ハイブリット式
加湿器付きの空気清浄機は、
気化式が多いかもしれません。
加湿フィルターに水を浸らせて風を送り
加湿するタイプです。でもこのタイプはマメに
水の管理をしなければなりません。
この気化式
加湿空気清浄機は手入れを怠るとカビや雑菌が繁殖し、
浄化したはずの空気とともに放出されてしまうおそれがあるのです。
今回お手入れした空気清浄機は、
施設に置かれていたもので
責任の所在が不明でしたのでお手入れが
十分になされていませんでした。
メーカーの説明書によると
集塵フィルターは2週間に1度 掃除機かけをする事
タンクの水は毎日洗うこと
1ケ月に1度はトレイの水を流し、
加湿フィルターを押し洗いすることが書かれています。
今回の加湿器の水は、何年もお手入れされていなかったために
ヘドロ状の水アカがトレイにたまり、臭いを放っていました。
加湿フィルターはカビだらけでした。
これでは、何のために空気清浄機を回しているのか
わかりません。
さらにこの汚れは、時に重大な呼吸器疾患を生じさせます。
それは自然界に普通に棲息する菌ですが、お風呂の循環配管、
エアコンのドレインパン、噴水などにも発生します。
それはレジオネラ菌です。
この菌を水蒸気の形で、肺に吸い込むとアレルギー反応を
起こし急性肺炎などの恐ろしい呼吸器疾患を生じさせます。
命に関わる症状を生み出します。
老人ホームでは集団感染したニュースが報じられたことがあります。
2018/1/14 大分県分の老人ホームの加湿器から
基準値の22000倍のレジオネラ菌が検出され
部屋の男性の死亡が確認されています。
当店は、この水回りで発生するレジオネラ菌の恐ろしさの啓蒙に
力を入れています。
● 風呂釜配管
● エアコン内部(ドレインパン)
● 洗濯槽
● 加湿空気清浄機
水が溜まる構造の器具には必ず
この菌が繁殖する可能性があります。
もし 今回取り上げた
空気清浄機のお手入れ方法がわからない場合は
ご相談ください。お手入れさせていただきご自身で
お手入れできるように、伝授いたします。
店長:鳥山 修史
神戸東灘 住まいの黒カビ雑菌対策室 家も呼吸をしています。
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