東大和市の株式会社良誠テクノのブログ
2025年1月6日
エアコン工事には必ず、室内機と室外機を銅のパイプを加工して接続するフレア接続という作業が必要になります。
このフレア加工の仕上がりや接続の仕方によってエアコンのガスが抜けてしまうのがエアコン工事でよくある施工不備です。
設置してすぐに漏れるのではなく、数ヶ月から1年未満の間に徐々に抜けて、ガス圧の低下を検知してエラーが出て初めて発覚するケースが多いのです。
ちょっとした原因が重なり熟練した職人でも0.1%の確率で発生もしますし、5年経ってから漏れるケース、暖房時の高圧時にだけ漏れるケースもあるので、完璧にガス漏れゼロ施工を実現できない、またはガス漏れゼロを証明しきれないのが現状です。
絶対的なセオリーがあるわけでもなく、それぞれ職人によって意見が分かれたりもします。
トルクレンチを使う派使わない派
ガス漏れ防止剤を使う派使わない派
銅管のバリを取る派、取らない派
と様々です。
フレアという施工方法が40年以上前からあるのに関わらず、やり手によって未だに意見が分かれ、定まらないのもフレア接続が不完全でフレア接続の難しさを表してるとも言えます。
とはいえ、その可能性を限りなくゼロに近づけることはできます。
要点① メーカーが指定するフレア加工の外寸の基準値を厳守する。
要点② 綺麗な真円に加工する。
要点③ フレア接続部に対し銅管側のフレアを真から当てがい、手締めで締まるところまで締めてから規定トルクで増し締めする。
できる限りの事を実行していれば0.1%以下に近づけることができます。
しかし、フレア加工に注意を払わず、規定より小さかったり大きかったりしてもガスが漏れる確率は1%程度なので、ガスが漏れたのは運が悪かったと施工方法を改善せずにマニュアルを無視した施工を続ける業者も多いのが現状です。
未だに絶対的な正解がないフレア接続ですが、丁寧なフレア加工を意識するかしないかでその確率はかなり変わってきます。
店長:奈良卓磨
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