東大和市の株式会社良誠テクノのブログ
2025年1月6日
室外配管カバーは見た目としても保護の観点からもおすすめしております。
メリットしかないように思える配管カバーもデメリットはあります。
配管カバーの中の配管はテープ巻き仕上げをしないのが普通なので、カバーの中で保温材がずり落ちて銅管が露わになっている事があります。
銅管が露出した部分は結露を起こし、常に水滴を生成し、その結露水は銅管と保温材の隙間を辿り室外機裏辺りの銅管が曲がった付近で溜まります。
こういう状態になると常に銅管が水に浸かった状態になり、銅管は真っ黒に酸化しています。
銅管の周りの保温材は水が抜けず、蒸発することもないので年中水が溜まった状態です。
夏は銅管そのものが冷やされるので保温材に含まれた水も冷却され保温材そのものが冷えて保温材の上から結露を起こします。
保温材に結露が起こるとカビが生えやすくなり不衛生な環境になります。
保温剤に水が浸透していると、本来の性能を保温材が発揮しないので熱交換の損失が起こってしまいます。
最悪の場合、銅管が腐食してガス漏れが起こります。
実はこのような施工は設置業者には手抜きの認識はなく、ほとんどの業者がテープのみに頼っています。
しっかりテープを巻いた場合でも配管カバー内は真夏にはかなりの高温になり、テープの保持力は低下し、保温材は重力に引っ張られ、それに抱き合わせされているドレンホースも引っ張られて抜けているケースは珍しくありません。
全てカバー内で起こる事なのでカバーを外してみないと発覚しません。
設置業者は手を抜いたつもりはなくても、実際にはよくあるケースです。
指摘される事もクレームになる事もないので、ずっと改善されない箇所でもあります。
弊社では起こりえる最悪の状態を想定して万全の対策をしております。
テープだけには頼らず結束バンドで締め付けて引っ張ったとしてもずれません。
状況をよく観察し、なぜこうした問題が発生するのかを考える。そして、どうすれば改善できるのかを常に意識することが大切です。
ほんの少しの手間で改善し、リスクを回避できるのであれば、絶対にやるべきことです。
店長:奈良卓磨
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