東大和市の株式会社良誠テクノのブログ
2025年1月13日
戸建て住宅でエアコンを設置する場合、エアコンの真後ろに穴を空けて、エアコン本体で穴を隠す方法が一般的です。
穴が見えなくなるので室内からはエアコン本体しか見えない状態になるのでエアコンの設置方法としてはベストな状態です。
しかし、エアコンで穴が隠れるということは、エアコンの穴をパテで埋める作業ができないというデメリットもあります。
そのデメリットを解消するためには貫通穴にスリーブという筒状のものを入れて、外側をしっかりパテ埋めすることで気密性を保つことができます。
このスリーブはかなり重要な役割を果たしていますが、残念な事に7割くらいはこのスリーブが入っていません。
スリーブが入っていないことによる弊害は
①外気が室内に入る
外壁がサイディングの場合には、外壁と合板の間に15mmほどの通気層があるため、常に外気にさらされた空間があります。
スリーブがないとその通気層と室内の空気がつながりますので、常に換気口を開けたような状態と同じになります。
換気口にはフイルターがあるのでほこりや排気ガスや花粉を阻止できますが、スリーブの無い貫通穴はフィルターなどないので、穴の周囲が汚れたりする現象が起きます。
②害虫の侵入経路
サイディングの通気層が15mmもあると虫も難なくは入れてしまいます。
外側をいくらパテ埋めしても通気層はパテ埋めしたその内側にあるので無意味です。
ドレンホースに防虫キャップをつける事がありますが、ドレン経路で一番細い箇所は10mm以下なので、実はドレンホースから虫が室内まで来るケースはほぼありません。
スリーブが入っていない穴から入るほうがケースとしては多いでしょう。
最初に穴を空けた業者が経験不足で穴が鋭角な角度だったり、筋交を避けて内側と外側で穴がずれていたりするとスリーブが入れられません。
そういう場面では室内の壁穴だけでも塞ぐ水際対策で対応します。(写真3枚目)
店長:奈良卓磨
良質な工事をするのに高い工事費は必要ありません!適正な価格で良質な工事致します
<関東>
埼玉県
東京都
神奈川県