上尾市の出張撮影カメラマンあおやぎのブログ
2022年5月1日
今回3週間の撮影旅は、主に、狼と棚田の撮影ですが、岡山県、鳥取県、兵庫県、京都府が中心でした。帰りは、奈良県や三重県などにも寄りました。
そこで、「狼」で気になっていた奈良県明日香村の「真神の原」も撮影してきました。
「大口の 真神の原に 降る雪は いたくな降りそ 家もあらなくに」
(大口の真神が原に降る雪はひどく降らないでほしい。家もないというのに)
この万葉集の歌碑が奈良県立万葉文化館にあります。狼を「大口の真神」と呼んだ最古の文献の一つとされているものです。「大口」は「真神」の枕詞です。真神(狼)の口が大きいので枕詞になったようです。
「真神が(の)原」は、『万葉集事典』(中西進編)によれば、
「明日香村飛鳥の飛鳥寺(安居院・飛鳥大仏)を中心とした一帯の地。甘橿丘陵の東方、飛鳥川に沿う南北にわたる平地」
だそうです。
飛鳥寺の周辺には田畑が広がっています。掲載の夕暮れの写真は、川原寺跡付近で撮影した「真神の原」です。
店長:青柳健二
プロのカメラマンとして撮影歴は30年。愛犬と暮らすカメラマンが、一眼レフカメラと犬笛を持ってお伺いします。
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