上尾市の出張撮影カメラマンあおやぎのブログ
2024年5月11日
ペットといっしょの家族写真を撮る機会もあり、とくに犬の境遇?に関心があり、調べたりしています。
江戸川区の、あるコミュニティセンターのロビーに、1933年~1940年まで使われた「小学国語読本尋常科用巻一」が展示してありました。
そのページには犬の絵が出ていたので、つい足を止めて見てしまいました。「コイコイ シロ コイ」とあります。左側のページには、「ススメススメ ヘイタイ ススメ」とあります。犬と兵隊が関連付けられています。
あの有名な忠犬ハチ公の像は1934年に建てられました。この時代の「忠犬」には危険な匂いを感じます。
靖国神社にはシェパード形の「軍犬慰霊像」があります。外国に派遣された軍犬は、ほとんど日本に帰っていません。
犬は戦争の意味を知らない、国のために戦ったのでもない、ただただ犬係りの兵士との絆や愛情や信頼のために従ったにすぎません。でも彼らの活動が「軍事行動」になり、彼らが「軍犬」と呼ばれるのは、人間が作った戦争という状況があるからです。
支那事変で活躍した軍犬・利根も初等科国語の教科書に載り、文部省唱歌にもなりましたが、利根にとってはどうでもいい話で、ただただ犬係の兵士に撫でてもらって嬉しがってる姿を想像すると涙が出そうになります。
店長:青柳健二
プロのカメラマンとして撮影歴は30年。愛犬と暮らすカメラマンが、一眼レフカメラと犬笛を持ってお伺いします。
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