上尾市の出張撮影カメラマンあおやぎのブログ
2020年12月8日
今年の七五三のピークが過ぎて、ようやく落ち着いてきました。
コロナ禍でどうなるんだろうと心配していた親御さんも多かったと思いますが、なんとか、感染再々拡大前になったことは幸いといったところでしょうか。
12月に入り、感染者が増えてきて、また見通しが立たなくなってきました。心配です。
ところで、今年、七五三の撮影で始めたのは、400ミリ望遠レンズを使っての撮影です。七五三の撮影で、400ミリの望遠レンズを使っているカメラマンを見たことがありません。正直、私自身、始めたときは違和感がありました。
でも、やむにやまれぬ事情があったのです。それは女の子でしたが、機嫌を損ねて泣いてしまい、ご家族そろって記念写真も撮れないという状況でした。でも、「何々して」というとぐずって泣いた女の子も、自由にさせてあげると、自然な表情に戻ります。
考えてみれば、私も子供のころ、親に「写真を撮るから」といわれ、無理やり野球のユニフォームを着せられたときは大泣きしたことを覚えています。自分で好きな衣装だったら喜んだかもしれませんが、私は野球はそれほど好きではなかったし、ましてや、親の都合でユニフォームで写真に納まることが嫌で嫌でたまらなかったのです。
七五三の子供たちも普段着慣れない着物を着せられ、「ほら、何とかちゃん笑って」などと言われても、素直に聞けるわけがありません。
でも、泣いている子でも、自由にしてあげると、機嫌を直し、普通の表情、あるいは笑顔が戻ります。そのとき、カメラを意識させないとより自然になることが分かったのです。
だから私は物陰に隠れて望遠レンズで彼女の表情を追いました。結果、自然な表情、もちろん大泣きしている表情、そして少しだけ笑顔の写真も撮ることができ、親御さんからも喜ばれたということがあったのです。それから望遠レンズを使うことにしました。
店長:青柳健二
プロのカメラマンとして撮影歴は30年。愛犬と暮らすカメラマンが、一眼レフカメラと犬笛を持ってお伺いします。
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