四日市市の平野通信のブログ
2018年7月29日
皆様、暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
連日の猛暑で、「熱中症」ニュースがテレビ・新聞を賑やかしています。
熱中症を防ぐ大きなアイテムであるエアコンですが、冷媒と言われるガスが抜けてしまう(あるいはガス量が少なくなる)と冷えなくなってしまいます。
この冷媒ガス、以前はフロン22(R22)と言うガスが使われていました。非常に使いやすく非可燃性のガスでエアコン以外にも、各種スプレー缶の中にも使われていた物です。ガスが少なくなったとき、不足分を足してやることで冷却性能が復活します。が、オゾン層を破壊することが分かり、製造が禁止されました。
このR22に変わるガスとしてR410Aと言う物が登場します。
このR410Aは混合ガスで2種類のガスを混ぜて作った物でそれぞれ特性が異なったガスのため、少なくなったからと言って補充すると混合比率が変わってしまう、と言う少々やっかいな性質が有り、ガス充填はすべての残留ガスを取り除いてから液状で注入する必要があります。
最近登場したガスにR32と言う物があります。現在販売されているエアコンのほとんどがこのガスを使っています。R32はR22と同じ単独ガスで継ぎ足しが可能です。が、価格が他のガスの倍以上します。
ガスが抜ける大きな原因は、施工時のつなぎミス、となります。
エアコン銅配管のつなぎ目加工であるフレア加工は、繊細な加工で的確な施工をしないとガス漏れを起こしてしまいます。
施工後2~3年で抜けてしまう、のは論外ですが、10年くらい経過して抜けてしまい冷えなくなる、と言うことは結構有り(1年で5g~10g程度の抜け)充填してその後も数年は使える、ことが期待できます。ですが抜け部分はそのままなのでその後のことははっきり言って分かりません。ある意味、賭けの要素があります。穴の開いたボールに空気を入れるのと同じですね。
より確実を求めるならフレア加工を修理する事も考えなければなりません。
まだしばらくは猛暑が続きそうな予報が出ています。
エアコンの修理依頼はお早めにご依頼ください。
店長:平野 修
電気、電気通信、テレビ受信の工事を行う個人業者です
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