四日市市の平野通信のブログ
2018年3月24日
去年10月に施工した鈴鹿のお客様から「BSの一部のチャンネルしか写らない」とご苦情を頂きました。
ええっ!、なんで写ってない?、早くも方向がずれた!?、と心配しながらお客様宅まで走りました。
現着して一番にアンテナを見上げました。立派に立っていて方向もずれた感じがしない。
で、早速お邪魔してテレビを確認。まず端子レベルから。
BS/CS全トランスポンダとも80dB前後をキープ、信号品質もエラーフリーでMER25dB。むむむ、問題ないぞ・・・、で、レコーダーの背面を見ると・・・、地デジ(UHF)端子しかつながっていない!!。ケーブル付き2分配器でテレビとレコーダーの地デジ端子にだけケーブルを挿してありました。つまり、衛星端子にはアンテナケーブルはつないでなかったのです。じつは、結構こういうことってよくあるんです。
で、一つ疑問に思いませんか?。アンテナケーブルが刺さってないのになぜBSの一部のチャンネルが映っていたのか?。本当ならすべてのチャンネルが映らないはずなのに。こちらのお客様も一部のチャンネルは映っているので、接続は正しい、思い込んでいたようです。
実はBS電波は周波数が高いので接続端子を回り込んで受信することがあるのです。特に端子レベルが70dB以上有ると、地デジ端子にだけケーブルを付けても回り込むことがあります。
とは言うものの、やはり正規なつなぎではないので今回のように一部のチャンネルが映らない、と言うことが起こります。
早速、分配器の足2本をレコーダーの衛星と地デジ端子に接続、レコーダーとテレビの間を2本の同軸ケーブルで接続。以上ですべてのチャンネルが正常に映ってくれました。
めでたし、めでたし。
店長:平野 修
電気、電気通信、テレビ受信の工事を行う個人業者です
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