四日市市の平野通信のブログ
2018年4月4日
地元四日市のお客様から「引っ越してきたがテレビが映らない」と依頼を頂きました。
お伺いすると平屋の中古住宅でアンテナは立っておらず、前住人の方は何らかのケーブル(CATV、光など)での視聴していたことが分かります。
外周を確認すると、ケーブルテレビの保安器取り付け跡が確認でき、宅内からのケーブルもそこに巻いてあります。
ご依頼者様にそのことを告げ、受信方法として「アンテナを立てる」「ケーブルTVに加入する」の2通り有ることをご説明し、それぞれのメリットデメリットをお話ししてご考慮頂くようお願いいたしました。
後日、お客様から第三の選択肢をご提示頂きました。「自宅前の家が実家でケーブルテレビを利用している。そこから分けることが出来るか?」と言うものです。
再度ご訪問して確認したところ、道を挟んで向かい側の建物がご実家で、確かに地元ケーブルが導入されています。この場合、問題になるのが道路の管理です。今回の場合、道路と言っても私道で、しかもご実家の持ち物である、と言うことで問題クリア、保安器からの出力も十分、と言うことで工事可能となりました。
まずケーブルを架線させるための支持点金物の取り付け。そこに支持線を張り5C-FBケーブルを巻き付けていきます。ご実家の保安器出力を2分配して、平屋の屋根裏に入線します。台所でも見たいというご要望なので天井に穴を開けケーブルを屋根裏に配線します。既設の居間へのケーブルと台所からのケーブルを2分配器に取り付けます。将来衛星も見るかも、と言うので居間側を電通回路としました。
実家側、平屋側すべてのレベルを確認してテレビに接続、映像確認して終了。
と思いきや、「実家でWi-Fiを使ってるので中継器を買ってきて接続したけれどもうまくいかない」とお嘆き。うーん、そりゃこの距離じゃあ仕方ない。「特に実家が雨戸を閉めると全くつながらない」とも。まあ当然です。
解決には有線配線が一番。と言うことで今回張ったばかりの架線ケーブルにLANケーブルも配線することになりました。
屋外を配線するので耐候性のLAN(UTP)ケーブルを用意して配線。Wi-Fiルーターも用意してアクセスポイントとして設定します。(実家側にすでにルーターが有るため)
スマホ、タブレット、PCの接続設定をして作業終了。
結局、半日かかってしまいました。(^_^;
ご用命、誠にありがとうございました。
店長:平野 修
電気、電気通信、テレビ受信の工事を行う個人業者です
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