横浜市神奈川区のレイワーク合同会社一級建築士事務所のブログ
2026年4月14日
こんにちは、レイワークの野元です。
一級建築士として、日々たくさんの住宅を検査しています。
「住宅インスペクションって最近よく聞くけれど、実際には何をしているの?」
このようなご質問をいただくことがよくあります。
今回は、私たちが現場でどのようなところを確認しているのか、実際の報告書写真も交えながら、わかりやすくご紹介します。
■ 住宅インスペクションとは?
ひとことで言えば、住宅の状態を専門家が確認する「おうちの健康診断」です。
新築住宅の引き渡し前や、中古住宅の購入前を中心にご依頼いただくことが多く、
建物に不具合がないか、気になる症状がないかを一つひとつ確認していきます。
レイワークでは、一級建築士である私が直接現地へ伺い、目視だけでなく必要に応じて各種機器も使用しながら検査を行っています。
検査後は、「検査写真75枚以上+不具合箇所写真」 を掲載した報告書をお渡ししており、「どこに、どのような状態が見られたのか」がわかりやすいとご好評をいただいています。
■ 実際に確認している主なポイント
住宅インスペクションでは、主に次のような箇所を確認します。
① 基礎
ひび割れの有無や幅を確認します。ひび割れの幅や位置、状態によっては、今後の経過確認や補修の要否を検討した方がよい場合があります。
② 外壁
シーリングの破断や剥離、外壁材の欠損や仕上がりの状態などを確認します。外壁まわりは、雨水の浸入防止の観点からも大切な部分です。
③ 屋根
屋根材のずれ、欠損、ひび割れなどがないかを確認します。屋根は普段見えにくいため、不具合があっても気付きにくい部分です。
④ 床下
鋼製束の固定状況、断熱材の施工状態、配管まわりの状態などを確認します。新築住宅でも指摘事項が見つかることがある部分です。
⑤ 小屋裏
金物の施工状態や断熱材の欠損、配線・配管まわりの状況などを確認します。完成後は見えなくなる部分だからこそ、チェックする意味があります。
⑥ 室内
床や壁の傾き、建具の開閉状況、仕上げの状態などを確認します。日常生活での使い勝手にも関わる部分です。
⑦ 設備
水回りの漏水、排水状況、設備機器の作動状況などを確認します。生活に直結するため、見落としのないよう確認を行います。
■ 新築住宅でも不具合が見つかることがあります
「新築だから大丈夫」と思われる方も多いのですが、実際には新築住宅でも是正を検討した方がよい箇所が見つかることがあります。
たとえば、これまでの検査では次のような事例がありました。
・外壁の配管固定部まわりにシーリングがされていない
・床下の鋼製束に固定ビスの不足が見られる
・断熱材の施工状態にばらつきがある
・排水口まわりに施工時の残材が残っている
こうした点は、住み始めてから気付くよりも、引き渡し前や購入前に把握しておく方が安心です。
早い段階で見つけることで、施工会社や売主へ補修や確認を依頼しやすくなる場合もあります。
■ このような方におすすめです
・中古住宅の購入を検討している方
・新築住宅の引き渡し前に不安がある方
・今住んでいる家の状態を確認したい方
・リフォーム前に現状を把握しておきたい方
住宅は大きな買い物だからこそ、専門家の目で状態を確認しておくことには大きな意味があります。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
次回は、検査で比較的よく見かける「基礎のひび割れ」について、写真を交えながら見分け方をわかりやすくご紹介します。
店長:野元 京平
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