戸田市の株式会社ストック建築事務所のブログ
2025年6月12日
こんにちは!
建築士の牛山です。
これまで数多くの住宅診断を行ってきた中で、よくお客様から聞かれるのが「雨漏りしてませんか?」というご質問です。
たしかに雨漏りは建物にとって大きなダメージになり得る要素ですが、実はそれ以上に厄介なのが、“見えない水の害”なんです。
今日はこの「見えない水の害」について、私の経験をもとにお話ししたいと思います。
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【1】「見えない水の害」とは
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「水の害」と聞くと、屋根からの雨漏りや外壁からの浸水を思い浮かべる方が多いと思います。
ただ、それらは比較的“わかりやすい水のトラブル”です。
それに対して、次のようなケースは発見が遅れやすく、気付いた頃には被害が進行していることもあります。
1)給排水管のわずかな漏水
2)浴室や脱衣所の床下湿気
3)換気不足による結露の慢性化
たとえば、ユニットバスの下が点検されないまま長年経過し、気づけば土台が腐っていた、というケースは実際に何度も見てきました。
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【2】なぜ“見えない水”が怖いのか?
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理由は大きく2つあります。
1)「劣化の進行がゆっくりで気づきにくい」
→ 雨漏りのように“ポタポタ”という音もなく、数年かけてじわじわと劣化が進行します。
2)「構造部材へのダメージが深刻」
→ 土台や柱が腐朽すると、建物全体の耐久性に影響します。修繕費も高額になります。
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【3】住宅診断で見るべきポイント
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診断では、特に以下の点を注意深く確認しています。
1)床下の湿気、シミ、カビの有無
2)脱衣所まわりの床の沈みや軋み
3)排水まわりの漏水跡
4)床下の換気口の位置や数(特に北側)
5)クロスや巾木の変色・はがれ
また、床下の木部の含水率も確認します。
一般的に20%を超えていると、注意が必要です。
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【4】予防と対策のポイント
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1)「中古購入前なら住宅診断を」
→ 雨漏りの有無だけでなく、床下や水まわりまできちんとチェックしてもらえる診断を依頼しましょう。
2)「入居後は水まわりの定期点検を」
→ 脱衣所や洗面所、洗濯機まわりなどは、定期的に目視点検を行いましょう。
3)「セルフチェックも可能」
→ 床のふわつき、クロスの変色、結露の状況など、普段の生活で気づける異常は見逃さないことが大切です。
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【5】まとめ
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住宅診断をしていて感じるのは、「雨漏り以上に見えない湿気の方が怖い」ということです。
特に中古住宅では、前の住人が気付いていなかった水の害が隠れているケースもあります。
表面がキレイでも安心せず、見えない部分こそプロの診断でチェックしていただきたいと思います。
不安な方は、ぜひご相談ください。
それでは、またこのブログでお会いしましょう!
店長:牛山 友広
くらしのマーケットアワード(リフォーム部門) 2022金賞/2023銀賞/2024金賞/2025銀賞 丁寧な住宅診断
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