戸田市の株式会社ストック建築事務所のブログ
2023年12月21日
こんにちは 一級建築士の牛山です。
自分でもできる住宅診断の第三弾、今日はひび割れについてお話しをします。
建物の外壁や基礎にひび割れがないか見る事は大切です。
今日は、外壁や基礎のひび割れについて、手順と視点をお伝えします。
まず、建物の外壁にひび割れがあるかどうかを確認する手順をご紹介します。
1. 目視で確認する
外壁を注意深く観察し、ひび割れや亀裂があるかどうかを確認します。特に窓やドア周辺など、ひび割れが発生しやすい箇所に注意を払いましょう。案外、近くで見るだけでなく離れて見る事で気づくこともあります。
2. 手で触れて確認する
手で外壁を触れて、表面が平坦でない箇所や凹凸があるかどうかを確認します。ひび割れが段差になっている場合、問題として大きい可能性があります。
3. 音を聞いて確認する
外壁を軽く叩いて音を聞きます。ひび割れや浮きがある場合、健全な箇所と比べて、音が異なることがあります。
では次に、どのような視点で見ると良いのでしょうか?
3つの視点をご紹介します。
1. ひび割れの太さに注目する
具体的には、太さ0.5mm以上は問題があります。0.5mmのシャープペンを持参すると、参考になります。また、0.5mmのシャープペンを紙に一本線を引いてみてもらえると分かりますが、かなり注意して診ないと、気づくことができません。
2. ひび割れの規則性に注目する
ひび割れが等間隔に発生している場合や、同じようなひび割れが多数発生している場合、構造や安全性に問題がある可能性があります。とくに、斜め45度のひび割れが同じ方向に連続していたり、X形のような形状で入っている場合は、構造上の問題がある可能性が高いです。
3. 剥がれそうかどうか?
外壁については、ひび割れが大きく、外壁の一部が崩れ落ちる可能性がある場合は、周囲の人々の安全に影響を及ぼす可能性があります。このような場合は、すぐに専門家に相談し、修復を行う必要があります。
確認が難しい場合や専門的な判断が必要な場合は、建築士などの専門家に依頼をご検討下さい。
私たちは専門的な知識と経験をもとに、ひび割れの状態や危険度を正確に評価することができます。
今日もお読みいただきありがとうございました。
では、またブログでお会いしましょう!
店長:牛山 友広
くらしのマーケットアワード2022 金賞 (リフォーム部門) 住宅に精通した一級建築士が丁寧に診断・報告します
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