横浜市港南区のミックスリペアペイントのブログ
2025年5月19日
古いアパートや住宅で使用されている室内ドアの中には、表面にベニヤ板を使用した化粧パネルが取り付けられているものが多く存在します。現在主流となっているプリント合板とは異なり、これらのベニヤ板の扉は本物の木材特有の風合いを持っているため、補修にはより繊細な技術が求められます。
プリント合板であれば塗装を施しても色ムラや質感の違和感が出にくいため、比較的スムーズに自然な仕上がりが実現できます。しかし、天然の木材に塗装を施す場合には、“方向変色”という現象が起こりやすくなります。これは、光の当たる角度によって色の見え方が異なり、補修箇所が目立ってしまうという問題です。さらに、木目が細かく複雑に入っている場合には、その模様を再現するのも容易ではなく、まさに補修職人泣かせの難しい素材といえます。
しかし、私たちはあきらめません。塗料に一工夫を加えることで、この方向変色を最小限に抑え、木材本来の風合いを損なうことなく自然な仕上がりを実現することが可能です。補修とは、ただ隠すのではなく“違和感なく蘇らせる”技術なのです。
お客様が「どこを直したのかわからない!」と驚き、満面の笑顔を見せてくださる瞬間が、私たちの最大の喜びです。だからこそ、私たちは常に違和感のない、美しい仕上がりを目指して丁寧な作業を心がけています。
店長:田口 洋一
扉の穴や床のキズその他多様なキズ補修に対応いたします!
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