稲沢市のコモンズガーデンのブログ
2025年10月3日
サザンカの剪定をご依頼いただきました。
ビフォー。
アフター。
別アングルから。
違いが分かりにくいかもしれませんが、
お客様からは「生花みたい!」とのお褒めの言葉を頂いております。
こだわりを理解して頂けて幸せです!
もともとは刈り込みの垣根であったらしい、サザンカ並木。
その面影もないくらいに成長し、枝も混み合っておりました。
これをどう料理するか?
刈り込んで垣根に戻すにしても下枝は枯れて無くなっているし、
サイズが大き過ぎるし、木への負担も大きければ、
直ぐに樹形が乱れることは予想されるので別に良くもならない。
むしろ電線などに干渉する心配もないし、
家屋に触れている部分さえ配慮して切れば、サザンカはそこまで大きくなるものでもないので、
現状の大きさでも十分管理していけるはず。
縮める必要はなし。
南側の遊歩道へ迫り出している枝だけ大きめに払って、
中から混み合っているところだけ大きく枝を抜き、
どうしても気になるところだけ枝先を整える。
これで風通しが良くなり、光も適度に入ります。
木も大きく暴れることはないはず。
伸びやかな枝先はこれからたくさんの花をつけることでしょう。
管理コスト低めで、
かつ通年で雰囲気が良い。
コモンズガーデンの目指す理想的な剪定・管理が出来ました✨
それを理解して喜んで頂けるのは本当にありがたいです!
ちなみに、手前にあったモクレンも今回伐採しております。
樹高を半分にして欲しい、とのご依頼だったのですが、
本来高木で、成長するポテンシャルがとても大きいモクレン。
強く切っても、徒長枝をたくさん出して大きく樹形を乱しつつ、
毎年元と同じくらいまで伸びることが予想されました。
なので究極の管理方法をご提案。
伐採してしまい、切り株から生えてくるひこばえを育てるという方法です。
植木屋さんが株立ち樹形の木を生産するときにやっている手法を、
お庭でやってしまおうという荒技です。
ひこばえを剪定せずに育てて、
大きくなったものからまた伐採してしまい、
小さいものと入れ替えてまた育てる。
この繰り返しで、高木でも小さめサイズでかつ雰囲気の良い状態を維持できます!
考え無しに剪定すると、
無益なイタチごっこに突入してしまいます。
知識と工夫次第で、
比較的低コストで、それでいて美しい樹形の維持が出来ます。
剪定はお庭づくりのキモです!
悩まれている方は是非一度コモンズガーデンへご相談下さい。
普通の造園屋さんは考えないような、
裏技でいてベストなご提案をさせて頂きますよ!
店長:永田祐司
京大院卒の庭師!剪定もリフォームもお任せ下さい!
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