稲沢市のコモンズガーデンのブログ
2025年2月17日
お庭の一部にエアレーションを施工しました。
こちらは土中環境改善としての「通気浸透水脈づくり」とも言えます。
植木鉢でも同じですが、植物には新鮮な水と空気の両方が必要。
土に団粒構造があればどちらも土中をスムーズに移動できます。
団粒構造を作るのは、植物の根と菌類、虫や動物たちなど生きものの力。
それなら生きものにとって居心地の良い環境を作ろう、という少し遠回りな手法ですが、
本質を捉えていれば結果はついてくるはず。
これが施工前。
ここは大きな日本家屋の屋根が受けた雨水がたくさん流れてくる樋の付近にあり、
大雨の時は樋から溢れた水がこぼれたりもするのか、少し湿りがち。
隣にある柿の木も少し元気がありませんでした。
飛び石代わりに据えられている板石も、一枚だけ下がぬかるんで不安定な状態。
こちらを改善していきます。
ダブルスコップ(穴掘りシャベル)で掘れるギリギリまで縦穴を掘り下げます。
そこに落ち葉と籾殻燻炭を混ぜたもの、割った古い瓦、節を抜いた竹などを入れてゆきます。
有機物や菌が絡みやすいような無機物(素焼きの器の破片などもよし)をほどほどに詰めていくことで、
生きものが活動しやすい空間を土中に確保します。
店長:永田祐司
京大院卒の庭師!剪定もリフォームもお任せ下さい!
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