稲沢市のコモンズガーデンのブログ
2025年10月28日
ハナミズキの剪定をご依頼頂きました。
ビフォー。
アフター。
お子さんがお生まれになった時に、
自治体から記念樹としてもらった木を植えられて、
育ててきたものだということ。
植え込み場所は適当に決めたそうですが、
この位置、いいですね!
南向きの掃き出し窓の目の前。
夏は木陰を作ってくれて、
冬には落葉して陽だまりになる。
樋に葉っぱが詰まらないようにだけ気をつければ最高だと思います。
お客様もそう感じてみえたとのこと。
だから大きく切りたくはないものの、自分たちで切るのは危険になってきたとのことで、
今回ご依頼頂きました。
お客様も同じ気持ちなら、話は早いです。
大きく縮める必要はない。
樋にかかる部分だけはしっかり切って、
あとは良い枝を選んで残しつつほどほどに輪郭を整えて、
極端に枝葉が集中しているところだけ強目に枝を間引いてみる。
枯れ枝は全て綺麗に除く。
来年の夏も強い日差しを浴びるであろう頂部は、なるべく薄くしない。
このあたりに今回のゴールを設定して、考えながら悩みながら丁寧に切らせて頂きました。
剪定のセオリーみたいなものが世間にはあります。
しかし、お庭によって状況は千差万別。
求められることもその都度違うはず。
だったら、正解も毎回変わるはずです。
その事実とちゃんと向き合うなら、
迷ったっていい。迷わないわけがない。
もちろん的確に考えてなるべく早く解答を出さないと仕事は終わらないわけですが、
それを思考停止した「作業」にしてしまわないこと。
謙虚な姿勢。
それが何より大切なことだと思いました。
ちなみに今回はカシも剪定しております。
今後は穏やかに伸びてね、
と言い聞かせながら切りました。
お客様には大変喜んで頂き、
なんと、ご帰宅されて木を見た瞬間、
背後に虹がかかっていたそうです!
素晴らしいシチュエーションに、感謝!
店長:永田祐司
京大院卒の庭師!剪定もリフォームもお任せ下さい!
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