函館市のひまわり洗浄のブログ
2024年9月30日
今回の洗濯機はシャープドラム式洗濯機の乾燥機能低下で悩むお客様からの連絡でした。
何時間乾燥機を回しても生乾きのまま乾燥が終わらないというお悩みでした。
シャープの洗濯機でヒーター式でしたが、いざ通常の分解を進めて詰まっているであろう箇所を確認してみると、乾燥が終わらない程のホコリ詰まりは無く、まだまだ綺麗な方でした!
中々乾かないけれど、洗濯物は結構暖かくなっているということでしたので、ヒーターの故障ではなさそうです。
しかし乾かないとすると、乾燥の為に流れる風が何処かで阻害されている事を疑いました。
まずヒーターユニット内にある風を送るためのファンを分解してみると、ファンにホコリが詰まり十分な風を送れない事がわかりました。
しかし原因はこれだけではないであろうと、洗濯機後方からドラムの受けカバー後ろに繋がるダクトチューブを確認したところ結構なホコリが見えますが、中で曲がりくねっている為、奥まで見えません。
確認する為に内視鏡カメラをダクトチューブ内に送り込み、ダクトチューブの終点まで確認したところ、ピックアップツールで解決できる量ではありませんでした。
大きくて重いドラム式洗濯機を何とか移動して、裏側を開いてダクトチューブを取り外します。
するとそこには、びっしりとホコリが詰まっていて、これでは乾かないとかんじました。
ダクトチューブ内にあるホコリを取り除くと、握りこぶしより大きな塊となりました!
シャープの洗濯機はダクトチューブ内のホコリを洗い流す為に透明のチューブから水を出して詰まりを改善する仕組みになっていますが、限界を超えると、その水がダクトチューブの折れ曲がった箇所に埃を集めてしまう事になっていました。
1番の原因を見つけた後は、綺麗に洗浄し、組み立てるだけです。
試運転時に風力計と温度計で測ってみると、メイカー発表の数値に戻っていました。
お客様のお悩みを解決出来て本当に良かったと思います。
店長:渡辺二郎
お客様の大切な設備をより長くお使い頂くことを願い、心も体も水回りも綺麗に精神で日々活動しています。
<北海道>
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