エアコンが冷えない！修理をお願いする前に確認したいこと５選！

2025年9月7日

夏本番になると「エアコンが冷えない！」というトラブルは多くの家庭で発生します。いざ使おうと思ったらぬるい風しか出ない…。そんな時にすぐに修理を依頼するのも一つの方法ですが、実はちょっとした原因で冷えが悪くなっているケースも少なくありません。業者を呼ぶ前に自分でチェックできるポイントを押さえておけば、時間もお金も節約できます。ここでは「修理をお願いする前に確認したいこと５選」をご紹介します。

1. フィルターや内部の汚れを確認する

エアコンの冷えが悪い原因で最も多いのが「フィルターの目詰まり」です。フィルターがホコリや汚れで詰まっていると、空気の流れが悪くなり、十分な冷風が出ません。
まずは前面パネルを開けてフィルターを外し、水洗いや掃除機で吸い取りましょう。月に１回程度の掃除が理想ですが、夏の使用頻度が高い時期は２週間に１回でも構いません。

また、フィルターだけでなく、アルミフィンと呼ばれる熱交換器にホコリがびっしり付いている場合も冷却効率が落ちます。表面にうっすら白いホコリや黒カビが見える場合は、市販のエアコン洗浄スプレーで軽く掃除するのも効果的です。ただし、奥まで汚れていると素人では取り切れないため、クリーニング業者に依頼するのが安全です。

2. 設定温度・運転モードを見直す

意外と多いのが「設定の間違い」による冷え不足です。冷房運転になっているか、温度設定が高すぎないかを確認しましょう。例えば「送風」や「ドライ（除湿）」モードのままになっていると、思ったように部屋が冷えません。

冷房にする際の目安は 外気温よりも5℃程度低い温度設定 にすることです。外が35℃以上の猛暑日で、設定を25℃にしても効きが悪いと感じるのは自然なこと。エアコンだけでなく、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると体感温度はぐっと下がります。

3. 室外機の周囲環境をチェックする

エアコンの冷却能力を支えているのは「室外機」です。室外機は外の空気を取り込み、熱を放出する役割がありますが、周囲の環境が悪いと効率が大幅に低下します。

室外機の前後に障害物（植木鉢、段ボール、物置など）が置かれていないか

室外機のフィン部分にホコリやゴミが詰まっていないか

直射日光が当たり続けて熱くなっていないか

これらを確認しましょう。障害物がある場合は移動させ、直射日光対策には日除けシートやすだれを使うのがおすすめです。ただし通気を妨げるカバーは逆効果になるので注意が必要です。

4. 冷媒ガスの漏れを疑う

エアコン内部の冷媒ガスが不足していると、十分に冷えなくなります。冷媒ガスは通常、密閉された状態で循環しているので減ることはありません。しかし長年使用していると配管の劣化や接続部分の不具合で漏れることがあります。

ガス不足を素人が正確に判断するのは難しいですが、以下のような症状があれば要注意です。

室内機から出る風がぬるい

室外機の配管に霜が付く

運転音が不自然に大きい

こうした場合には冷媒ガスの不足が考えられますが、実際には 制御基板の誤作動やセンサーエラー が原因で冷えなくなることもあります。そこで一度試してほしいのが「リセット動作」です。

エアコンの コンセントを抜き、10分程度放置する

その後、再び電源を入れて冷房運転を試す

これでシステムが初期化され、一時的な制御エラーが解消されることがあります。リセットしても症状が改善しない場合は、冷媒ガス不足や内部部品の故障の可能性が高いため、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。自己判断で市販のガスを補充するのは危険なので避けてください。

5. 電源やリモコンの不具合を確認する

意外と見落としがちなのが「電源やリモコンの問題」です。

リモコンの電池が弱っていないか

コンセントがしっかり差さっているか

ブレーカーが落ちていないか

こうした基本的な部分を確認しておくことも大切です。リモコンの誤作動や基盤の故障が原因で、正しく冷房指示が出ていないケースもあります。

まとめ

「エアコンが冷えない！」と感じた時、すぐに修理を依頼する前に、まずは以下の５つを確認してみましょう。

フィルターや内部の汚れ

設定温度・運転モード

室外機の周囲環境

冷媒ガスの不足やリセット動作

電源・リモコンの不具合

これらを点検するだけで解決するケースも少なくありません。もし確認しても改善しない場合は、無理に使い続けず、早めに専門業者へ相談するのが安心です。特にガス漏れや基盤故障は専門的な知識が必要ですし、放置すると修理費用が高額になることもあります。

快適な夏を過ごすためにも、日頃からフィルター掃除や室外機のチェックを習慣にし、トラブルを未然に防ぎましょう。

その他ご不明な点や質問などございましたら、お気軽にちばホームにご相談ください。もちろん相談だけでも大歓迎！！「このサービスについて質問する」からお気軽に！

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