足立区のちばホームのブログ
2025年6月7日
「エアコンから嫌なニオイがする」と感じたことはありませんか?
エアコンの風に違和感を覚え、吹き出し口を覗いてみると、黒いポツポツとした斑点が付着していることがあります。
この黒い汚れの正体、それは“カビ”である可能性が高いのです。
エアコンは室内の空気を循環させながら温度を調整してくれる便利な家電ですが、快適さの裏でカビが発生・繁殖しやすい条件が揃っています。
この記事では、なぜエアコンにカビが発生するのか、その主な原因やカビが生えやすい場所、さらには予防方法や対策について詳しく解説していきます。
カビが発生する主な原因はこの3つ!
1. 快適な室温
カビが発生するのは、必ずしも暑くてジメジメした梅雨の季節だけではありません。
実は、カビがもっとも好む温度帯は20〜30℃。人間が「快適だな」と感じる温度と一致しているのです。
夏場や冬場にエアコンを使用することで室内の温度が安定し、エアコン内部もこの温度帯に保たれることから、カビが繁殖するには最適な環境となってしまうのです。
2. 高い湿度
カビにとって“湿気”は命の水。
エアコンの冷房や除湿運転をすると、熱交換器(アルミフィン)に結露が発生します。その水分がエアコン内部を常に湿った状態に保ち、カビが好む高湿度の環境が作り出されます。
特に運転後にしっかり乾燥させないと、湿気がこもり続け、カビが一気に増殖してしまいます。
3. ホコリや汚れ
カビは“たんぱく質”や“有機物”をエサとして成長します。エアコンは部屋の空気を取り込みながら運転するため、空気中のホコリや汚れも吸い込んでしまいます。
内部にたまったホコリは、カビにとって栄養の宝庫。掃除を怠ることでどんどん汚れが蓄積され、それに比例してカビの繁殖も進んでしまいます。
カビが生えやすいエアコン内部の場所ベスト3
「見えるところだけキレイにしておけば大丈夫」と思いがちですが、カビが繁殖するのは主にエアコンの内部。以下の3箇所は特に要注意です。
1. ドレンパン
ドレンパンとは、冷房運転中に出る結露水を受け止める受け皿のことです。
この部分に水がたまり、そこへホコリや汚れが流れ込むことでカビが発生します。
カビが増えすぎると排水経路(ドレンホース)が詰まり、水漏れの原因になることもあります。
2. 送風ファン
吹き出し口の奥にある送風ファンは、カビの温床となりやすい場所。
結露により湿度が高くなりやすいうえに、ドレンパンで発生したカビが移動してきて、さらに繁殖していきます。
この送風ファンにカビが付着していると、エアコンの風を通じてカビの胞子やニオイが部屋中に広がってしまいます。
3. 吹き出し口
吹き出し口に黒い斑点が見つかった場合、それは内部までカビが繁殖している証拠。
つまり、送風ファンやドレンパンといった奥の部分までカビが広がっている可能性が高いのです。
表面の汚れだけを拭き取っても、根本的な解決にはなりません。
自動お掃除機能付きエアコンなら安心?
「うちのエアコンは自動お掃除機能付きだから大丈夫」と思っている方も多いかもしれませんが、実はそれは誤解です。
自動お掃除機能は主にフィルターの掃除を自動で行うもので、カビが繁殖しやすいドレンパンや送風ファンの掃除は対象外です。
そのため、自動お掃除機能付きでも、定期的な内部の清掃が必要になります。
カビ予防のために家庭でできること
家庭でできる予防策をいくつか紹介します。
フィルターの定期的な清掃
2週間に1回を目安に掃除機や水洗いでホコリを除去しましょう。
送風運転(内部乾燥機能)を活用する
運転後に「送風モード」や「内部クリーン機能」を使うことで、内部の湿気を飛ばしカビの発生を抑制できます。
こまめな換気
室内の湿度を下げることで、エアコン内部の湿気も軽減され、カビの繁殖を防げます。
それでも心配ならプロにお任せ!
エアコン内部、とくにドレンパンや送風ファンにまでカビが繁殖している場合、家庭用の掃除だけでは限界があります。
しつこいカビを徹底除去するには、プロによる分解洗浄が必要です。
特に「完全分解洗浄」は、エアコンのカバーだけでなくドレンパンや送風ファン、熱交換器などすべてのパーツを取り外して洗浄するため、カビを根こそぎ除去できます。
市販のスプレーや簡易清掃では届かない内部のカビも徹底的に除去でき、エアコンの性能回復や電気代の節約にもつながります。
まとめ:定期的なエアコンクリーニングでカビを防ごう!
エアコンのカビは、快適な室温・高い湿度・ホコリという条件が揃うことで自然に発生してしまいます。
どんなに気を付けていても、使っている限り完全に防ぐのは難しいのが実情です。
だからこそ、年に1回の定期的なエアコンクリーニングを習慣にすることで、清潔で快適な室内環境を保つことができます。
特に、嫌なニオイが気になる、黒い汚れが見える、といった場合はすでにカビが深くまで広がっている可能性があるため、完全分解洗浄による徹底除去をおすすめします。
エアコンを清潔に保ち、家族の健康と快適な暮らしを守りましょう。
店長:千葉 慎也
【複数台大歓迎!】損害保険加入済み◎空気が変われば世界が変わります!非喫煙者が伺います!
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