神戸市兵庫区の着付け屋しおりのブログ
2025年5月22日
【わたしと“和”のこと】まえがき
和の文化が好き。だけどもともと私の意思じゃなかった
少しずつ、わたしのルーツと、今に至る想いを綴ってみようと思います
「和の暮らし」に惹かれ、着物や味噌づくりに携わるようになった背景には、子ども時代のある出来事がありました——
少し長いけど読んでもらえたら嬉しいなぁ
【わたしと和のこと】
①名取になりなさい。祖母と大喧嘩したあの頃
——高校3年の時、私は名取披露の舞台に立ちました
でも、それは自分の“意志”ではなかった
幼い頃祖母に連れられ、気づけば始まっていた日本舞踊
でも実は、高校生の私はその“和”が恥ずかしかった
熱中していたのはジャズダンス
部活中に「手が日舞になってるよ〜」なんて笑われたことも
そんな時、お師匠さんから名取のお話が
でも……100万円もかかるって!?
「意味がわからない、そんなお金もったいない!」
祖母と大喧嘩になった
泣いて訴えても、祖母は一歩も引かなかった
今思えば、きっと祖母は「私に何かを遺したかった」のだと思う
「せっかくやるなら全力で」
それだけは譲れなかった私は覚悟を決めて挑んだ演目《八百屋のお七》
——そしてそこで、初めて
「楽しい」って思えたんです
今、着物と向き合っている私の原点
それは、間違いなくこの経験にあった
(続く)
②:「和の文化が“勝手に”身近だった子ども時代」
#シリーズ投稿 #和の文化を広め隊
店長:瀬﨑沙織
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