宗像市の松永エンジニアリングファームのブログ
2023年2月16日
日立エアコン、RAS-X71K2S、1月のとても寒い雪が降っている日でした。
お掃除屋さんの紹介でエアコンのフラップ(風が出てくるところの水平羽根)がキチンと閉まらないということで伺いました。
暖房は問題なく動くのですが、停止した時にフラップが最後2mmくらい閉まり切らず、見た目が不格好なのです。
2mmくらい問題ないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、一旦気になるとどうしてもそこに目が行きます。
お客様は結構気にされていました。まだ2年目のほぼ新品ですから、保証内なら販売店に交換を頼めるくらいの案件です。
なのに、なぜこのタイミングで修理屋の私が呼ばれたのか?途中でようやくその事情がわかりました。
実は呼んでくれたお掃除屋さんが分解クリーニングをやった後にこうなってしまったのです。訳アリでした。
私の心の声は、厄介な案件を引き受けてしまった(涙)です。他人がやらかしたものを元に戻すことがいかに大変なことか。
お掃除屋さんには彼がやった作業を聞きつつ、一方では該当のエアコンの構造は本来はどのようにあるべきかを想像しながら分解、組立を何回も繰り返します。併せて、部品故障の可能性も頭の中に置いておかなければなりません。
まったくの手探り状態で、本当に気が遠くなりそうな作業でした。結果的には部品のわずかな取付けミスでした。
その個所を修正した後、フラップがぴたっと閉まった時のお客様の笑顔がとても印象的でした。
なんせ、私が作業している間中ずーっとムスッとしていたのですから。(笑)
試運転を終えて外に出ると一面真っ白でした。松永
店長:松永 貢
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