宗像市の松永エンジニアリングファームのブログ
2023年4月8日
きょうは、日立洗濯機、NW-T74(A)の排水不良でした。洗濯で洗いまでは問題なく進むのですが、すすぎモードになった時「すすぎ」が点滅してそこから進みません。
このような場合はだいたい異物詰まりが原因です。洗濯機の裏表をひっくり返して、こちら正面に洗濯機の裏側を向け、後ろからアクセスパネル(洗濯機内部が点検できるようにする裏ブタ)を開けて中を点検します。
怪しい箇所を分解して中を確認しましたが何も出てきません。もっと奥まった難しい場所かな?と思いながら、まだ排水弁の動作確認をしていないことを思い出しました。焦るとどうもいけません、点検手順を飛ばしてしまいます。基本に戻って最初からやり直します。
電源ON、洗濯機の後ろから排水弁を目視で確認しながら脱水モードに入れ、スタートを押します。なんと、排水弁モーターがピクリとも動きません。どうも排水弁モーターが怪しいようです。この時点では完全に排水弁モーターを疑っており、この後メーカーに部品の在庫確認をするつもりでいました。念のため、モーターの端子にテスターを当てて、再度脱水スタートです。なんと、なんと、端子に掛かるはずの100Vが出てきません。つまり、モーターにそもそも電気が来ていなかったのです。動かないはずです。
でもこれは他の意味でまずい、もし基板がやられていたら修理費が高くなるなぁ、という心配が先に来ました。
お客様にどう説明しよう、基板は高いので買い替えた方がお得です、かな?でも、わたしにも修理屋としてのプライドが少しはあります。きょうは我ながら結構しつこく調べました。
その結果、なんと、なんと、なんと、基板からモーターまでの間のハーネス(電気の線)が1本切れていました。
これが、基板からモーターに電気が来なかった原因です。これで、モーターも基板も交換する必要はありません。
良かったぁ、思わず一人で小さくガッツポーズでした。切れた線をつないで、試運転、修理完了です。松永
店長:松永 貢
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