糸島市のおかたづけまほらぼのブログ
2019年9月29日
こんにちは! お掃除の力で皆さんを応援したい、「おかたづけ まほらぼ」店主です。
今日はデッドスペースについてのお話を少々。
日本人は「デッドスペース」が好き。
正確には「デッドスペースにモノを詰め込む」ことが好き。
隙間を見つけると、何か収納せずにはいられない、という人もいるようです。
日本では「空間美」と言う言葉があります。
空間は、空間のままであるのが美しい、という考え方のようです。
画像は(へたくそですが)趣味で習っている生け花です。この背景にモノが詰め込まれていたら、まったくお花の良さが伝わりませんよね。
デッドスペースは「まだまだモノを詰め込める場所」ではなく、「そのままで生きている空間」です。
■空間のメリット(1)余裕が生まれる
「部屋は貴方の心を表している」という格言があります。
モノで埋め尽くされた部屋の持ち主は、果たしてどんな精神状態なのでしょう。ゴミ屋敷と呼ばれるお家の人はなぜか常にイライラしている――というのは清掃業界では常識です。
■空間のメリット(2)掃除がしやすい
我が家では可能な限り足つきの家具を買い揃えています。
床まで収納箇所にしてしまえば収納量は増えるのですが、残念ながら家具の裏のホコリなどが恐ろしいことになります。そのホコリは掃除しない限り、増えることはあっても減ることはありません。
■空間のメリット(3)健康になる
こちらは上記(2)の続きになります。
掃除がしにくいような風通しの悪い家だと、人は不健康になります。埃の中にアレルゲンが含まれたり、カーテンにカビが生えても分からなかったりします。
■空間のメリット(4)生活空間が増える
何のためにデッドスペースを活用するのかと言うと、もちろん「収納量を増やすため」でしょう。
隙間家具やDIYでデッドスペースを埋め尽くして、期待通りの収納量は確保できたかもしれません。
しかし、その代償として「生活空間」を失います。
賃貸であれば借りるのにお金がかかっているお部屋。分譲なら買うのにお金がかかっているお部屋。
自分が住むのか、モノが住むのか、どちらを選びますか?
■デッドスペース、生かすも殺すもあなた次第
「モノがあれば豊かである」という価値観はもう昭和の時代に終わりました。
また、「いかに多くのモノを収納してみせるか」が主婦の腕の見せ所だった時代も去りました。
いまからは、快適な空間でゆとりある暮らしを楽しむ時代です。
貴方が手元に置いているモノは、そんな手間をかけてまで保管しなければならないものでしょうか。
モノとの対話が、貴方の今後を方向付けます。
ぜひ、モノときっちり対話してみて下さい。
店長:元村麻耶子
おかたづけ・お掃除で、日々の暮らしを『まほろば(理想郷)』に。
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