横浜市泉区のテクノカワシマ合同会社のブログ
2021年3月27日
ご覧いただき、誠に有り難うございます。
私のこれまでの経験を踏まえてエアコンをお選びいただく際の注意点をこれから幾つかに分けて記載いたします。
●室内機のサイズについて
室内機の標準的なサイズは高さ約30cm程度、幅約80cm程度です。
その周囲5cm以内に天井、廻縁、壁、窓枠、カーテンレール等がございますと取付作業に支障をきたす場合がございます。
つまり、高さ35〜40cm、幅85〜90cm程度のスペースが無いと標準的なサイズの室内機は取り付けられません。
既に配管穴が空いている場合は配管穴の下端から天井または廻縁の下端までの寸法が35cm未満ですと高さが足らなくなります。
カーテンレールの端やコンセント程度でしたら室内機と近接しても大丈夫です。
ここで盲点になるのが廻縁やカーテンレール、クローゼット等の扉です。
廻縁の高さが3cm以上ですと、天井から室内機の上端まで5cmの間隔が確保できても廻縁が障害になって室内機を設置できない機器がございます。
その場合は廻縁の下端から室内機の上端まで3cm程度の間隔を開ける必要がございます。
また、室内機が設置できても運転してルーバーが下がった際にカーテンと接触したり扉の開閉時に室内機と接触する場合がございます。
カーテンレールの位置の調整や配管穴の拡張、コンセントの移設等により取付可能になることもございますが、心配な場合は高さや幅が標準的なサイズよりも5cm程度短い機種をお選びいただくことをおすすめいたします。
それでも設置スペースを確保できない場合は室内機の設置場所の変更や配管の横引き等が必要となります。
これはあくまでも個人的な見解ですが、室内機は上から下に向かって気流が流れる構造のため、効率やメンテナンスのことを考えますと上面から天井まで5〜8cm程度、側面から壁まで少なくとも3cm程度は確保したいところです。
その間隔が狭まる程、効率もメンテナンス性も損なわれ、場合によってはメーカーの設置基準を満たさなくなります。
上記の内容はエアコンを移設する際も注意が必要です。
移設予定先の状況や既設機器の寸法、仕様によっては既設機器の移設ができかねる場合がございます。
取付作業についてご不明な点やご希望等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
店長:川嶋寛之
有資格者による安心・安全なサービスをご提供いたします。親切・丁寧に作業いたします。
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