品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2022年10月30日
トラブル案件を引き受けないインスペクターもいらっしゃいます。
私には、よくわかりません。
精神的にきついからでしょうか。
時間がかかるからでしょうか。
面倒くさいことに巻き込まれたくないからでしょうか。
他にも考えられますが、私が思うのは、曖昧なことに判断を下すことができなく自分の判断を持っていないと考えます。
私は、今まで色々なトラブル案件を扱ってきました。
トラブル案件の中には、施工者が酷いなと思うものや、これは通常ありうることだよなと思うものがあります。
私は、基本的にはトラブルの相手から反論してきた場合、しっかりと回答できるものを指摘します。
よって、むしろ感情的になってしまうような指摘はしっかりとご依頼者様に何故そのようになっているかを説明するようにしています。
ご依頼者様から「本当にこれで大丈夫なのですか?」と聞かれることもよくあります。
時には迷うジャッジもあります。
ただ、色々な経験をしてきたことによって、自分の価値観や判断は持てるようになりました。
一通りのトラブル系は経験してきたのではないかと思っています。
話しは少し逸れますが、インスペクターにとって、これは大丈夫ですと言い切ることは、とてもリスクのあることです。
例えば、私が良いと判断しても、他の建築士が見たら安全を見過ぎる場合もあるかもしれません。
責任無く、安全を見すぎた不安を煽る意見はいくらでも言えるからです。
そんな経験はありませんが、仮にそのようなことがあったとしても、しっかり説明できるようにしたいと考えています。
私は、業者とトラブルがあるからと言ってお断りするようなインスペクターにはなりたくないです。
トラブルが有ろうが無かろうが、困っているご依頼者様は一緒だからです。
だだ、これだけは勘違いしていただきたくないのですが、ご依頼者の全ての不満に同調し指摘にするわけではありません。
トラブル案件を断るようなインスペクターに検査を依頼したいでしょうか?
そこは、インスペクションを頼む上でジャッジしていただきたいところです。
店長:細谷 健一
【東京発・欠陥住宅撲滅に情熱を燃やす住宅診断】 診断実績1600件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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