品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2021年9月11日
今日は新築インスペクションでした。
素人の方には、難しい指摘が4つ程ありました。
1、防火構造不備の疑い
2、梁の穴あけ
3、ホールダウン金物かぶり不備
4、基礎ひび割れ
1については、疑いなので現時点ではわかりません。ただ、建築確認申請と違う仕様なのに経費な変更もしないというのは問題だと思います。
この指摘は、通常のインペクターは指摘しないでしょう。
2、梁の穴あけもよくあることですが、梁成の1/3を超えるようなときは疑問です。
設計者の見解を確認します。こちらも目をつぶってしまうインペクターはいると思います。
なぜなら駄目な理由を理解していないからです。
3、ホールダウンのアンカーボルトのかぶり厚さの不足。こちらも見逃してしまうインペクターが多いと思います。
4、こちはは見つけたらどんなインペクターでも報告はすると思います。ただ、ひび割れの原因や今後どうなるか、どうしたらいいかなど。
明確なことを話せるインペクターはいませんが、どれだけ話せるかが重要です。
今日の新築検査は、本当に設計の知識がないと見逃してしまうものが多かったと思います。
インスペクションの経験年数を売りにしているインペクター。
構造計算をしたこともないインペクター。
建築確認申請をろくに提出したこともないインペクター。
本当にどんなインペクターに頼むかが重要です。
たくさん指摘をしてくれた。
とかいう口コミは....
それは、建築知識のない人がそう感じるだけかもしれません。
他のインスペクターが見たらもっと見つかるかもしれない。
インスペクターは感じが良さだけで決めてはダメ。
ホームページの見栄えでもない。
何を見つけて、何を指摘し、どんなアドバイスが出来るかだと思います。
店長:細谷 健一
【機械を使って耐震性が分かる住宅診断】 住宅検査実績1300件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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