品川区の株式会社グラッドスタジオのブログ
2022年12月8日
木造住宅は主に防火構造もしくは準耐火構造で造られることが多いです。
また、内装の断熱材は最近、発泡ウレタンが使用されることが多くなってきました。
この発泡ウレタンは防火性能上気をつけなくてはいけません。
場合によっては、小屋裏に石膏ボードを貼らなくてはいけないからです。
これについては、いまだに防火を意識せずに施工を進めてしまう現場があるのです。
私は怪しいと思った現場は建築確認申請書を見させていただいています。
普通のインスペクターならばチェックしないことも多いでしょう。
建築確認申請をほとんど提出したこともないインスペクターだと分からないからです。
ただ、一般的なインスペクションでは、建築の違法性を見つけなくても良いとされているので、インスペクターはそこを指摘しなくても問題にはならないのです。
依頼するインスペクターと契約する時、建築基準法上などの法律に適正かどうかは業務から免除されているでしょう。
当社は、今までこの防火性能について少なくても5件は
指摘しており、その内いくつかは大掛かりな是正工事をしています。
是正をするには天井を大掛かりに壊さないと工事ができなかったり、小屋裏だけでなく1階の天井裏全て取り壊さないと防火性能をみたさないこともあります。
是正工事が大掛かり過ぎる時は、誤魔化す業者もいました。
これはうちの仕様ですから問題ないと…
明らかに違法なのに…
直してもらえない時は私も気の毒には思いましたが、私としてはいかに探し出すことが仕事です。
店長:細谷 健一
【東京発・欠陥住宅撲滅に情熱を燃やす住宅診断】 診断実績1600件以上 【住宅設計の経験21年以上の一級建築士】
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